先月の始めに交通事故に遭った彼のお見舞で長崎に滞在しています。
意識不明の重体でドクターヘリで搬送されるほどの大怪我。
事故から一週間後に面会した時はまだ心臓の血管の手術を終えたばかりで、その他は肋骨は何本おれてるか数えるのが面倒なくらい、大腿骨は体から飛び出てたとかで体はまったく動かせないし、肺までつぶれてて喋るのも苦しそう。
そんな中での第一声が
「来てくれてありがとう。何にもできなくてごめんね」
いやいやいや
生死の境をさ迷った重体なんだからどっかそこらへんで息でもしといてくださいよ。唯一無事だった無駄に傷ひとつないツヤツヤした顔で言われても騙されませんよこっちは。
男の人というものはこんな状態なのにも関わらず何かを提供してあげたくなるものなんですね。
こんな辛い状態でもどうしても会わなきゃと思った理由は、わたしに会えば回復するって信じてたからです。改めて文字で見ると、よくまぁこんなことが言えたもんだって台詞ですね。
勘違いかもしれないけれど、男の人って女性でしか癒せないんじゃないかって思ってるんです。
だからできるだけ早い段階で回数を多く面会しようと、それから10日後に再び会いに行ったんです。その時は上体を起こせるまでに回復していました。
ほどなくしてお手洗いに一人で行けるようになり
シャワーも一人で
着替えだって一人でできるもん!
見ないうちに立派になっちゃって(´;ω;`)ブワッ
それが今回の滞在では、松葉杖まで使いこなしているんです。階段も上がれます。大人の階段だってなんのその。どうやら驚異の回復力らしいです。
昨日は一緒に病院の外をお散歩してきました。
松葉杖なのでゆっくりゆっくり。そんな状態でも車が来たら危ないからと、車と反対側の歩道を歩かせようとしてきます。
いま事故にあって危ないのは確実に彼のほうなのですがね。
でもまあ車にひかれても病院はすぐそこだし、彼いわく交通事故2回目割引もあるって言うし(ねーよそんなの!)お言葉に甘えて安全なほうを歩きました。
今日はリハビリも兼ねてお弁当を持って公園まで遠征です。
お腹がすいたのでお弁当のお寿司を広げてお昼にしました。
わたしが掴んだお寿司のネタがはずれてしまい、しかもシャリが2分割に。それでも食べようとしていたら、俺のを食べなと彼のお寿司を分けてくれました。そして2分割になった元お寿司は彼が食べてくれたんです。
男ってやつはほんとにもう!!!
なんて素晴らしいホスピタリティなんでしょう。
出てるって教えてくれてもいいものなのに。
ホスピタリティどうしたよ。
声優ランキングは1位で総合は156位の快挙。
皆さまありがとうございます。
生きてるって素敵ね。