秒で飲んで驚かれた嚥下検査 | 妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

「自己免疫性GFAPアストロサイトパチー」という脳炎で妻が寝たきりになり自宅で介護しています。発病から現在進行形までの記録です。
順を追って、傷病手当、行政の障害者支援、介護保険等の情報についても書いていきます。

この前、多摩市の南部地域病院で、妻の嚥下検査をしてもらいました。

たまにお年寄りが誤嚥で窒息などのニュースがありますが、間違って食べ物が気管に入った場合の誤嚥性肺炎などを心配しての検査でした。

妻は発病してから、入院中の半年くらいは経鼻経管栄養で、鼻からチューブで流動食を入れてもらっていました。

 

在宅介護になってからは、ミキサー食から初めて、今は舌で潰せるものから、容易に噛めるくらいのものまで食べています。

家では、食べているときはほとんどむせることはなく、あまり心配はしていませんでしたが、デイサービスでたまにむせがあるとのことで、一度、検査することになりました。

検査は、誤嚥嚥下造影検査(VF)といって、レントゲンで透視しながら、食品を実際に口から食べて、口から食道の入口にかけて食べる機能に異常がないか調べる検査でした。

病院の売店で取り置きされていた、嚥下評価用の食べ物を買いました。

サンドイッチ、鮭おにぎり、ゼリー、りんごのパックジュースといった普通の食べ物でした。

サンドイッチやおにぎりは病気になってから初に食べるので、ちょっと嬉しいかも知れません。

これらを、レントゲンで撮りながら食べて、噛んでいる様子や、気管に食べ物が入っていないかなどを見ます。

僕はレントゲン室に入れなかったので、検査後、動画を見ながら説明を受けました。

検査なので、特に指示しないで食べさせたところ、あまり噛まずに舌で潰して飲み込んでいるようでした。

むせ込みなどは特になかったようです。

パックジュースはストローで飲みましたが、秒で一気飲みしたらしく、看護師さん達が驚いていました。

普段はそんな飲み方はしませんが、検査だから張り切ったのかもしれません。

画像では確認できなかったけど、気管に少し入っているかもしれないと言われました。

検査でそんなことをすると、やっぱり飲み物はトロミをつけて下さいなどと言われかねないので、自分で自分の首を絞めるようなことはやめて欲しいです。