天気が微妙な分、暑さもひと段落という感じですが、水分の摂り癖がついてしまって、それほど喉が渇いていなくてもガブガブ水を飲んでしまうことがあります。
健康や美容のために、水は大量に飲むといいと言われていますが、東洋医学では水分の摂りすぎは良くないと言います。
水は流れていれば問題ないですが、滞留すると澱んでしまいます。
体内でも同じことが起こって体調不良や病気の元となるということだそうです。
東洋医学というとなんとなく胡散臭く感じますが、実はこの考え方は間違ってはいないのです。
汗をかいて脱水すると体内の水分保持機構が働いて、尿の量が減ります。
そして喉が渇いて水分を補給する訳ですが、水分保持機構が働いているので余分な水が体内に保持されてしまいます。
水分はここで補給されますが、汗で失われてしまったナトリウム(塩分)が欠乏している状態になってしまうのです。
東洋医学で言う過剰な水分の摂取で体内の水分が澱んでいる(この場合は薄まっている)状態です。
汗1リットル中のナトリウムは食塩換算で1.75~3gですから、マラソンやジョギングなどをすれば低ナトリウム症を起こしてしまう場合もあります。
吐き気、めまい、痙攣、重症の場合は意識障害、死に至ることもあります。
低ナトリウム症を起こさないようにするには塩分の補給が大事になってきます。
そのためスポーツドリンクにはナトリウムが含まれているのですが、市販のスポーツドリンクではナトリウム量が少ないので、逆にナトリウムの欠乏を促してしまうのです。
人間は水分が失われれば本能的に水分を摂取しますが、ナトリウムは摂ろうとしません。
むしろ塩分を摂ったら余計に喉が渇きそうで敬遠しがちです。
いくら水分を補給しても喉の渇きが取れない場合は塩分が不足している場合が多いですから、夏場に汗をかいた時には意識的に塩分を摂るようにしましょう。