銀河鉄道の父を観た。何度も葬儀や葬列が描かれるが、成島出監督は、それをことごとく美しく描き過ぎている。東北の昔の葬儀は怖いはず。逆に障子を開けて遠景が広がる緑の野山カットや稲穂で黄金色に輝く田園は、いずれもCGをワザと強調する"嘘っ子"カットで良い。トシが亡くなり、賢治が押入れに頭を突っ込み名前を絶叫する史実はぜひ映像化して欲しかった。一方賢治の臨終で、役所広司が絶叫する詩"雨ニモマケズ"は、ネットにあるようにここは映画の完全な創作。創作は良しとしても、あのタイミングでの絶叫はない。叫べば叫ぶほど観客は離れていく。そして長い。臨終の下りも何度も出てくるが、その全てが長過ぎる。賢治がカラダを拭かれてあっさり亡くなるのはいかにも賢治らしいエピソードなのに、これまた脚色されている。ラスト銀河鉄道のイメージの下りさえも長い。そして主題歌なんといきものがかり...良くない。なぜ出た役所広司。粘りの成島長すぎますよの2時間8分、の一本















