インサイドヘッド | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



インサイドヘッドを観た。元気な女の子の心の中の感情が、色んなキャラクターで人格化し、現実での出来事とリンクさせるホームコメディと思ったら少し違う。あまりにも"悲しみ"をフューチャーし、観客はずっとそのネガティブな声(吹替:大竹しのぶ)と態度にイライラしっぱなしだ。しかも、その"悲しみ"が最も重要な役割だの結論はうまく納得出来ない。こんな現実的な解釈を見たくて、観客は足を運んでる訳ではないだろう。あの"トイストーリーシリーズ"での割り切れなかった、人間らしいネガティブなグレーゾーンをエンタメで表現したつもりかも知れないが、その世界観と共に、面白くなっていかないまま、現実世界の変化はほんのちょっとした冒険(バスに乗る)で幕になる。内容は知らないが、現在公開中のパート2は全米大ヒットらしい。それにしても"喜び"を演じる竹内結子の声優としてのうまさはどうだ。竹内の短過ぎる生涯で残した仕事の質の高さを感じる、一本