◯ ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディを観た。一読では絶対覚えられない邦題の、嫌われ教師と問題児のハートウォーミングストーリーは良作だ。冒頭の寮生活では、ドミニク・セッサ印象があまりに薄く、この子はまさか主人公ではないだろうと思うほど。しかし、クライマックスを迎える頃には、ゆっくりとした引きの画面で心情を見事に吐露する。パーティでスノーボールを見つめるカットだけで、幼く幸せだった日々を思い浮かべる心理描写見事。画面に登場するだけで安心できるメアリー役のダヴァイン・ジョイ・ランドルフは本作でオスカーを獲っただけあって良いし、冒頭"斜視"をはっきりセリフの中で言ってしまう所も、実は伏線だったりする。もし、自分だったら、あんな風に人生をかけて1人の生徒をかばう事が出来るだろうか?考えずにはおられない。この歳になると今まで誰かを助けた事があっただろうか?と人生を振り返ってしまう、一本

第96回アカデミー賞助演女優賞

2024年劇場鑑賞第8位






























自分を助けて学校を首になったポールを万感の思いで見つめる問題児アンガス。ここで必要以上にウエットにならないところが良い作品の見分け方だ