レインメーカーを観た。コッポラがこんなに王道の裁判劇を撮っていた事知らなかった。しかも、リチャードフライシャーくらい手堅い演出だ。そしてラストは60年代の米国テレビドラマのように軽い終わり。主演マットデイモンも、助演ダニー・ディヴッドもヒロインも素晴らしいが、鑑賞後に印象が最も強いのは、ミッキー・ロークやロイ・シャイダーでなく、敵側の弁護士ジョン・ボイドだ。名優はコレだと思わせる。この頃は、世の中も映画の中も正義と悪がはっきりしていてストレートな演出で見ていて安心する。撮影も照明も見やすさを第一に考えた画(え)作り。ラストで主人公がモノローグで語るように、"最初は越えられなかった一線をいとも簡単に越え始め、やがて線を見ることもできなくなり、最後には汚れた水で泳ぎ始める...."。確かに。原作は、評決のときやペリカン文書で有名なジョン・グリシャム。邦画のように主人公が不自然に天然だったり、革ジャン着てたり、被告が猟奇的だったり、悲劇的だったりせず、日常生活を送っている普通の人々の、本格法廷ドラマが見たい時に、オススメの一本











