◎ 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | を観た。~3行映画評~

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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎を観た。確かにすごい作品だ。戦後すぐに貸本屋で発表された怪奇漫画と、その後昭和に何度も作られたアニメ版、そして2018年〜2020年放映の第6期シリーズ、そして現代(つまりウクライナとガザで今起きてる社会情勢など)を見事につなげる製作者のわざと、本気度が伝わる。鬼太郎は頭とラストにしか出て来ず、主人公は"水木"と言う血液銀行(後の製薬会社)(!)社員だ。そして鬼太郎の父"ゲゲ郎"。2人が不思議な縁によって結ばれて、お互いを命がけで守り合う。その結果現代に鬼太郎が生まれるという筋書き。また、鬼太郎の母を救うために、壺に閉じ込められていた幽霊族の怨念を解き放なさざるを得ないという二者択一の見事さ。中盤あまりにも横溝正史"八つ墓村"に瓜二つなストーリーに失望しかけたが、エンドロールを挟むラスト10分間で観客はやられる。少なくとも2023年の今を生きる我々には完全に刺さるラストだ。リブート作品多数の映画界。シン仮面ライダーに本作の100分の1の志し、ゴジラマイナス1に10分の1の現実直視があったなら...『水木しげる生誕100周年記念作品』その名に恥じない、見事な一本

2023年劇場鑑賞 選外傑作