ゴジラ -1.0 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト




ゴジラ-1.0を観た。人間ドラマびっくりするほど薄っぺらくてつまらない。我々はコロナ禍を生き延びたけれど、だからと言って『今までより自分の命を大切にしよう!』とはならない。戦後も食べるのに必死で主義主張は不要。男女関係無しの神木隆之介/渡辺美波ラブストーリー不自然過ぎる。贅沢すぎる近所のおばさんが安藤サクラだが、他に住民が登場しないのも変。闇市やバラックが廃墟かゴミ溜めの様。映画美術も世代交代か。立錐(りっすい)の余地が"ある"引き揚げ船・ぶつかっても文句言わない群衆は昭和ではない。最近の人たちの性質だ。服もだぶつかせては着ない。神木の長髪より気になる。CGは戦艦を含め見事だが、胸を上下させて歩くゴジラは違和感。ただ、わだつみ作戦(日本沈没意識?)が始まり伊福部テーマが流れると特撮ファンはすべてを許してしまう。漁船が協力してゴジラをトロールする場面は、ノーランのダンケルクを思わす。死にゆくゴジラに敬礼はおかしい。昭和なら右翼的と散々叩かれた事だろう。ヒットもシリーズ化もするだろうが、アベンジャーズにはしないでね、の一本