リトルマーメイド | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



リトルマーメイドを観た。公開前から物議を醸していたディズニー人気キャラクターの実写化は、海洋生物をリアルにすればするほど、観客の心は離れていくというジレンマに陥った野心作かつ問題作だ。本作がポリコレかどうかは分からないが、米国のいくつかの州では"ゲイ"という言葉さえ使ってはいけないと決まったらしい。LGBTに関する質問もしてはいけない...そんな風に法律を決めても、本作の様に"じゃあこの人がアリエルやってもいいよネ?"に世界は猛反発する。これが現実だ。スターウォーズの東洋人俳優炎上事件を思い出す。冒頭の海実景(?)や、今までのどの海洋映画よりリアルな"大波のある水面"は見事。立て続けにディズニー実写を撮ってるロブ・マーシャルはどこに力を入れて撮ったかは一目瞭然。水中ミュージカルシーンだ。そこだけは、実写ならではの良さと思ったが、前述の通り我々陸上脊椎動物にとって海洋生物は気持ち悪いの一言。余りにリアルな生き物ダンスに逆に笑えてくる。また、水中ではあんなに威厳に満ちた父が、水上に出ると一気に俳優=普通の人でとても貧相だ。そして、一つだけ最後まで分からない。結局あの指輪はどこ行った?の一本