メタモルフォーゼの縁側 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

メタモルフォーゼの縁側を観た。さすがの芦田愛菜も作品選びに失敗したかと思ったが、芦田が漫画を描き始めると作品はグッと良くなる。『これを本にして人に売るって…あたし正気か…』かつて"何をやるにも勇気との闘いだ"♪と吉田拓郎が歌っていたが、初めての創作物を他人に売る勇気は相当なものだろう。怖気付くのはごく普通の感情。自分の私生活を見てほしいという近年のSNSの方が異常だ。苦労して作った同人誌が有名漫画家の手に渡ってからの展開あるかと思えば、ほとんど無く、丸善カフェでの大声がオチ。幼なじみとの掛け合い良いが、母親がまるで親戚のおばさんぐらいの距離感は演出意図か?芦田は同世代に比べ小柄で、歩き方と走り方にクセがあるのが分かる。星の子の様な特殊な役が多かったが、医大進学前に、本作のようなどこにでもいる女子高生役をもっと演じてほしい。ログラインの根幹である"レジ定員と客との触れ合い"は、セルフレジが一般的になれば作劇が困難と痛感した一本