炎よ創(つく)れ | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

炎よ創れを観た。科学教育映画を本業とする英映画制作の陶芸物語は、16mmカラー34分の作品にも関わらず、まさかの豪華すぎるキャストがズブの素人との絡み芝居で度肝を抜かれる。企画は『貯蓄増強中央委員会』という団体だそうだが、母体はどこなのだろう?このふって湧いたような予算に、浮かれ踊る制作陣の姿が目に浮かぶ。中央の有名どころの俳優集めまくる配役は、限度を越えて見苦しい。加藤嘉をはじめエキストラでさえも見たことある人だらけだ。しかし、当然、スタッフは教育映画の為、名優たちを生かしきれていない。さらに地元の人や子供たちの演技とのかみ合わせうまく行くはずもなく全く酷い出来だ。30分作品に山場はなく、窯の炎のアップがクライマックスだろうか。元々商業作品でないと言われればそれまでだが、だったら有名俳優を使う意義はどこにあるのか?色んな疑問の残った一本