◎ 愛なのに | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

愛なのにを観た。面白い。恋と愛と結婚とセックスをペーソスで描く、邦画には珍しいウイットに富んだ佳作。傑作『街の上で』に近いが、古本屋の店主と女子高生という、インディーズ映画丸出しの設定をここまで見せる演出見事。河合優実めちゃくちゃ上手い。『サマーフィルム』では個性の強い他の2人に比べて出どころがなく目立たなかったが、つぶやくような台詞上手い。さとうほなみの下りは、ちょっと都合良すぎて見ていて不快。濡れ場自体も上手くない。カメラ渡邊雅紀の"手前なめの構図"は悪くないが、ピントの送り順が逆があり気になった。ただ結婚を映画で扱うと必ずダスティンホフマンの『卒業』がセリフに出るよね〜キャスト・スタッフの若さ感じる今後が楽しみな一作
2022年劇場鑑賞第9位