今夕も近くの林で、かなかなが鳴いていました。
ある歳時記にこんな一句があったのを思い出しました。
・かなかなや二文字のみの兵の遺書(佐藤博重)
二文字…。どんな二文字だったのでしょう?     
報国?無念?
         ◇
在りし日のノアとあてね。
二文字で表すと何でしょうか?
嗚呼、と叫びたくなることあります。



この万年筆、原田知世さんのお父さんで、俳人だった原田左斗志さんの形見です。娘婿さんから頂きました。
いつかあてねの形見にもなるでしょう。誰に渡るのか、渡らないのか。
万年筆の専門店にインクを買いに行ったら、お店の人「これ、高級品ですね!」。左斗志と刻まれているので、知世さんか貴和子さんにお返ししたがいいのかもしれません。 
きょう、この万年筆で、ノアの本にあてねの一句とサインを記し、猫グッズのお店のオーナーさんに差し上げたというか、押し付けたというか…。
お店のノアの本、残り少なってました。
句集の英訳をどなたかに頼んでいるようで、ありがたいことです。 
左斗志さんの句を3句。
・とんぼうのびたりと辞書にない言葉
・柘榴裂け四郎反旗の海緊まる
・絆なほ銀河の距離に父母と兄 
左斗志(本名・聰)さんは、大正15年鹿児島生まれ。
貴和子さん出演の映画「彼のオートバイ、彼女の島」の試写会を並んで観たのを思い出します。

In the middle of autumn,in the middle of life,you and me
ノアとの暮らしを詠んだ俳句の、翻訳機能を使った英訳です。17音がこんな長さに。
あてねの代表句?ばかな!そんなこと言えるほど、偉くもなんともありませんが…。
you and me、がいいかなと。
youは句では猫(cat)なんですが、こんな英訳になりました。 
この句、ノアの本には載っていません。
昨秋の年長者俳句大会で入賞した一句です。秋に出会い、昨年初冬に逝ったノアには報告できました。
お暇ありましたら、日本語に翻訳しなおしてみてください。 
英語堪能な方、芭蕉の俳句やら英訳してみたら楽しいかもしれませんよ。
(写真の本の句は、ノアと出逢った秋に詠んだものです)
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年長者俳句大会、締切今月末です。はがきに二句書くだけなのに、グズグズしています。万事こんな調子のあてねです。


詩人新川和江さんの訃報が、今朝の長崎新聞に載りました。昨日、新川さんと吉原幸子さんが創刊した詩誌「ラ・メール」に縁を得て参加した、美々ちゃんの母様から連絡があり、改めて訃報を読み、感慨にふけりました。
母様が連絡してくれたのは、母様を通して、あてねもノアもご縁を少し、新川さんから頂いたからです。
「雅さんによろしく」とおっしゃっていた、という母様の言葉に、ノアが結んだ縁を、ありがたく思い、追悼と感謝の気持ちを捧げる次第です。
吉原幸子さんも今は亡く、母様もさびしいことでしょう。



ノアの本の一句目「左折して子猫に逢えり今朝の秋」の英訳が届きました。

Turn  left and fly to the kitten  this morning in autumn 

なんかいいな!kittenがいいな! 
全句に英訳を添えて新たな句集を編んでみる。そんな夢を見るには老い過ぎましたが…。
・猫逝きても猫おり秋の思い出に
ノアと出逢った今朝の秋に早く来て欲しいです。
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猫といえば、天皇ご一家の愛猫「みー」ちゃんが先日、天国へ旅立ったとのニュースを見ました。
愛子さまが小3のころ、赤坂御用地で保護された猫だとか。愛子さまに保護されるなんて、なんて幸運な!どんな暮らしぶりだったのでしょう。 
名前のみー。一般的な、どこにもいそうな名前ですか、勝手にアイマイミーのミーかなと思ったりしました。猫への愛は、誰でも不変ですね。   

I love noa forever