こんにちは。
市川市鬼越のピアノ教室 ノア音楽教室です。
京成鬼越駅２分、総武線下総中山から９分、本八幡からも15分です。
子どものピアノ・コースについてはホームページ内のブログでご紹介しています。
なお、子どものピアノコースについてご興味ある方は、
以前書いていた別のブログも合わせてお読みいただくと良いかもしれません。
このアメーバブログでは、大人のピアノとコントラバスコースについて主にお知らせしています。
さて、今日のブログ記事はココから。
コントラバスの恩師のひとりが亡くなったとの連絡が入りました。
先月はじめにお見舞いに行って
（たぶんお会いしたのは30年ぶりくらいかも）
会話を交わすことはできませんでしたが
一方的にこれまでの御礼をお伝えしたつもりです。
もう一度は行かないと！
と思っていたところでした。
ご冥福を心からお祈りいたします。
個性的で豪快で、数々の逸話があった方で、
敵もいたかと思いますが、
後進には愛情をかけてくださいました。
わたしが彼の門下生となったのは偶然ですが、
運命的なものを勝手に感じております。
ここからは、わたしの想い出話をつれづれと・・・。
コントラバスが好きで好きで音大に入り
（コントラバスで入学することを考えつく以前に
音楽学で受験する準備を始めていたので
音楽学で入学）、
まず最初に飛びついた手続きは、
副科（コントラバス）の履修届を出すことでした。
音大受験のためのレッスンの帰り道、
時々（今はなき）渋谷のヤマハへ寄っていました。
棚の一番下の隅っこに『コントラバスの歴史』という分厚い本を見つけ、
慎重にパラパラとめくっては
（パラフィン紙のカバーがかけてあったのです）
そっと棚に戻すこと、数回。
ある時意を決して、レジへ持っていきました。
10,000円の本だなんて、高校生だった当時の自分にはかなり無茶苦茶な金額でした。
たくさんの人がパラパラしてそっと戻していたに違いないその本のカバーは
だいぶ擦り切れていたので、
500円値引きしてくれました。
その宝物の本は、かの恩師が共訳として世に出した
日本で最初のコントラバス専門書でした。
音大に入りコントラバスを習うんだ！と決めていたものの、
当時はどの大学にどんな先生がいらっしゃるかの情報もほとんどなく、
教務課が割り振ってくださっただけに違いないのだけれど、
わたしのコントラバスの指導教官は、この方になりました。
とてもびっくりしたけれど、
それ以上に先生が個性的で個人的なお話をする勇気がなくて、
このことは直接お話したことはありません。
先月お見舞いに行った折に、
意識があるかなしかの恩師に、一方的にお話してきました。
この本は、のちに、
音楽学の学生として研究活動（いや勉強・・・のレベルにも行っていないか・・・）
を進める上で、柱となってくれたものでした。
恩師との関わり、つれづれ第１回は、このあたりで。
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