●オケが聴こえる? バレエが見える? ある日のピアノレッスンから
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
昨日は、荒れ模様との予報でしたが、雨の中ではありましたが、生徒さんのレッスンに支障がでることはなく、ホッと一安心でした。
さて。
先日記事にしました、チャイコフスキーのピアノ曲 『こどものためのアルバム』 の中から、
第8曲 「ワルツ」を、わたしなりにご紹介します。
この小曲集の中におさめられている曲は、どれも、タイトルから情景がとてもよく浮かぶような音楽です。
【注) 以下、わたしの妄想です。
想像力の中途半端さ、文章力のなさゆえ、意味不明なことの羅列かもしれません。】
「ワルツ」の舞台は、まさに舞踏会。
ヨーロッパのお城(お屋敷?)で、華やかな舞踏会が催されている様子が目に浮かびます。
チャイコフスキーは、『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』(「三大バレエ」と言われています)といった、バレエ音楽を残していますが、
この「ワルツ」は、まさにバレエ音楽の中の一場面をほうふつとさせます。
ワルツのリズムを刻む、伴奏は、弦楽合奏。
1拍目は、コントラバスが、弓を長めに使って、ベースラインを響かせて弾いていて、
2,3拍目(いわゆる、ワルツの「ブンチャッチャ」の「チャッチャ」の部分)は、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが、弓先で軽く弾いているんです。
メロディーラインは、第1ヴァイオリン と、もしかしたらフルートも加わっているでしょうか…。
弦楽合奏による1小節の前奏の後、メロディーに乗ってプリマドンナが登場します。
2拍目のアクセントは、トウシューズでつま先から一歩踏み出して着地するイメージです。
譜面には、アクセントがついていますが、決して、「強く弾く」というニュアンスではありません
(足裏全体でしっかり踏み出す、というイメージではないので)。
優雅に可憐に踊ってからの、つづく legggero(レッジェーロ: 軽快に、優雅に)の部分の音型は、つま先(? それとも膝から先?)をツンツンと動かすようなイメージが、わたしにはあります
(バレエのステップとかポーズとか、まったくわかっていないので、上手にお伝えできないのが、とてももどかしいです)。
中間部、短調になった部分には、ヘミオラという作曲技法が使われています。
ヘミオラとはなんぞや? については、ここでは詳しくは、略させていただきますが、
かいつまんで言うと、違う拍子のように聴こえるように作られている部分です。
これも、チャイコフスキー(だけではないですが)の作品によく出てくる手法です。
これがオーケストラ用に書かれていたとしたら、内声に木管楽器(特に、クラリネットがわたしには聴こえます)による減七の和音があるのではないかなと思います。
この部分については、わたしは「これだ!」といえるほどの踊っているイメージはないのですが、
バレエを良く知っている方には、どんなステップか、想像できる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
曲の締めくくりは、プリマドンナがポーズを決めるところ。
最後の3小節は、クレッシェンドと共に左手の和音をしっかりつかんで弾いて、
バレリーナに拍手喝采を浴びさせてあげたいものです。
ほかにもいろいろ…細かな妄想はあるのだけれど…
とにかく私自身にバレエについて知識がないので、
私の脳内の情景を文章でお伝えすることができないのが、とても申し訳ないのですが、
この曲集の中のほかの曲も、妄想が膨らむ曲がいくつもあります。^^
レッスンしていて、実は私が、とても楽しいです。
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