気功療法
あの世から戻った超スーパー気功療法師
橘奎志
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こんにちは。
今日はクリスマスなのでケーキを焼きました。奮発してイチゴ乗せたので、ええ感じに仕上がりました。
さて今回のお話はとても長いので、前編と後編に分けました。今日はその前編です。
「ねぇねぇ、起きて。」
ある晩寝ていた旦那ちゃんは、夜中にユサユサと揺り起こされました。半分寝ぼけて顔を上げると、娘の和美ちゃんが旦那ちゃんの顔をのぞき込んでいました。どうやら話があるようです。旦那ちゃんは起き上がり、話を聞くために座りました。どしたんや?和美ちゃんは、突然旦那ちゃんがすっかり忘れていた記憶のカケラに触れました。「私が生まれる少し前、お母さんに赤ちゃんできたの覚えてる?」
和美ちゃんが産まれる少し前、当時の奥さんに赤ちゃんができました。ところが詳しい検査で子宮外妊娠と判明し、母体の命にかかわるため、手術することになりました。手術は無事成功しましたが、奥さんはしばらく安静にしなければならず、家族はみんな奥さんにかかりきりでした。旦那ちゃんはそっと家を抜け出し、ひとりでお寺へ向かいました。そして抱くことができなかった小さな命のために、供養をしました。その後、和美ちゃんがこの世に誕生し、旦那ちゃんは初めてその腕に我が子を抱くことができました。
和美ちゃんは続けて、小さな命について話しました。
「お父さんのとこに戻ってから、このタグ(タグの話はコチラ)を触ったら、目の前に誰かいたの。見てすぐ《お姉ちゃんだ》って分かったの。」
和美ちゃんと話をするまで、旦那ちゃんはこの事を全く覚えていませんでした。「あたたかな家族」を切望する旦那ちゃんにとって、子を失った悲しみはあまりにも大き過ぎて、記憶を封印してしまったのかもしれません。ようやく小さな命の存在を思い出した旦那ちゃんは、ポロポロ泣きながら和美ちゃんにその子の様子を尋ねました。
「私達と同じ、光がいっぱいの場所でニコニコしてるよ。」そして和美ちゃんは、その子が和美ちゃんに語った「生まれなかった理由」を教えてくれました。
その当時、旦那ちゃんは超勝ち気な奥さんと反りが合わず、毎日壮絶なバトルを繰り広げていました。そんな険悪な雰囲気を感じた小さな命は、「いま私が産まれたら、2人はもっと心の余裕を無くして、今よりもっと傷つけあうだろう。私はいない方がいい。」そう判断して、自ら光の世界へ帰って行ったんだそうです。
「お父さん今はもう怖くないよ。一緒にいるまみちゃんも歓迎してくれるよ。」そう言って、和美ちゃんは小さな命を旦那ちゃんの元に誘いました。「きっと覚えてないから」といって遠慮する小さな命に、以前の自分(和美ちゃんの遠慮話はコチラ)を重ねた和美ちゃんは、旦那ちゃんに思い出してもらおうと話しに来たのでした。
朝になって旦那ちゃんからこの話を聞いた私は、驚いたと同時に喜びました。家族がもう1人いた!存在に気づいてあげられたことが嬉しかったです。生まれてこなかったので、その小さな命には名前がありません。せっかくやから名前を付けてあげへん?と話していると、旦那ちゃんに「輝」という字がヒラめきました。そして和美ちゃんが「お姉ちゃん」と言っていたので、多分女の子です。小さな命がひかり「輝く」世界にいる事と、姉妹お揃いの名前で一緒にいられるように願いを込めて、小さな命を「輝美(てるみ)」と名付けました。
今日はここまで。続きは後編で。
全ての方に支えられて、私たちがあります。
これからも愛と魂を込めて、気功療法を送り続けますね
ありがとうございます。
明日も輝く一日になぁれ