気功療法
あの世から戻った超スーパー気功療法師
橘奎志
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癒しの空間 雫
２０２２年１２月２０日（火）２１時～
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こんにちは。
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今日の回は西宮に戻った日のお話です。今日も長いよ、ほな早速いきましょか。
壊れていた私は、玄関で出迎えた旦那ちゃの顔を見ても、感覚が麻痺して無表情でした。ひと目で全てを理解した旦那ちゃんは、ただひと言「よう帰ってきた、おかえり。」静かに寄り添ってくれました。
旦那ちゃん特製晩ご飯はひと口ごとに心に染み渡り、涙が心を洗い、癒しの気が満たしてくれました。そして、旦那ちゃんは真夜中まで私の話に耳を傾け、全てを受け止めてくれました。
「今回のいろんな経験は偶然やないと思うで。全部それぞれ何か理由があって起こったんや。今言うてはるから、通訳したげよか？」そう言うと旦那ちゃんは、祖父母について解説をしてくれました。
５月に福岡へ戻った時、写真の祖父母は毎日ニコニコしていました。ところが今回戻ると、最初の挨拶でギロリと睨まれて以降、日に日に怒り狂っていくようで、目を合わせるのをためらうほど戸惑いました。今またスマホの写真から語りかける祖父母の声を、怒りの理由を、旦那ちゃんは今回身体レンタル無しで通訳してくれました。
やり始めたらとことんやる性格だから、「両親の世話をする」と決めたら、お前はその世話に没頭してしまう。その為己の家庭を顧みず、心身へ負担をかけ、極限まで追い込んでも気にかけない。そして両親も、そんなお前に甘え依存してしまう。己を壊し家庭を壊してまで尽くすのは本末転倒。目を覚ませ。いつまでもここに居座るな。今すぐ己の家に帰れ！
滞在中、そうやって祖父母は毎日必死に訴えかけていましたが、霊感が１ミリも無い私には、残念ながら通じませんでした。確かに滞在中、私の血圧は降圧剤も効かず爆上がりで心身総崩れ、旦那ちゃんのことも西宮にポツンと残したままでした。自分で自分を振り回し、周囲も巻き込んで壊そうとしていた…。自分の愚かさ、心の軸が根ざしていないことに、改めて気づかされました。
そして独りぼっちでいた旦那ちゃんにも、事件がありました。全てを吐きだして落ち着いた私は、ようやく旦那ちゃんのおでこにできたでっかいたんこぶに気づきました。しらを切る旦那ちゃんにしつこく食い下がってようやく聞き出すと、怖くて身震いしました。
ある日旦那ちゃんは、キッチンで昼ごはんの後片付けをしていまいた。すると、急にガクンと全身の力が抜けて意識が消えました。ようやく気づいた時には外は真っ暗、数時間が経っていました。たんこぶはその時できたものでした。もし打ち所が悪ければ、もしかしたら私が帰るまでの数日間そのままだったかもしれません。想像したら怖くてゾッとしました。
倒れた原因は心の古傷、鍵はキッチンでした。子どもの頃の旦那ちゃんは、叔父が姉弟３人まとめて施設から引き取ってくれたものの、極貧生活で食べるのもやっと。必死に働く叔父と姉達を支えるため、旦那ちゃんも９歳で働きながら家事全般を一手に担いました。叔父と別れて姉弟だけになるとますます過酷な極貧となりました。食べ物を得ることもままならず、普通なら捨ててしまうような、腐って糸を引き臭いもキツくなったご飯を、生きる為に洗って泣きながら食べました。「ただ生きる」－それさえ許されない毎日を、死の影に怯えながら必死に生き抜きました。そしてその辛い記憶は、心に傷として深く刻まれました。（詳しくは「旦那ちゃんの歩んで来た道」シリーズ読んでね。）
今回、たった独りの状態が続き、キッチンに立ったのが過去とリンクして、埋もれていたその傷が蘇り、恐怖のあまり気を失ってしまったようでした。２０歳でいちど死んだ運命の転落事故（旦那ちゃんの臨死体験）以外にも、まだ心にこんな深い傷があったのか…２人とも驚きました。そしてそんな状態なのに、私の為に晩ご飯を作ってくれた旦那ちゃん。「危なかったけど、食べさせたくて必死やってん。」旦那ちゃんの心が嬉しくて、また泣きました。
高所恐怖症は克服できたんやから（魂の傷は浄化できます）、今回もきっと浄化できる。きっと今が浄化するタイミングだから表面化したんやろう、と話しました。
このトラウマは、この話を書いている今日（12/11）現在でもまだ少し残っています。思った以上に根深いので、浄化もスローペースのようです。表面化したばかりの頃は、キッチンに近づくだけで気分が悪くなり意識がもうろうとするので、立ち入り禁止でした。徐々に落ち着くようになり、今はコーヒーを淹れるくらいの短時間なら立てるようになりました。来世にこのトラウマを持ち越さないよう、少しずつ浄化中です。
続きはまた次回。
全ての方に支えられて、私たちがあります。
これからも愛と魂を込めて、気功療法を送り続けますね
ありがとうございます。
明日もハッピーな一日になぁれ
