週末虫採り手帳 -33ページ目

週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

3連休は先輩に誘われて近畿地方へオサ掘りに行ってきた。
大阪に住んでる先輩が近畿のオサゴミのポイントを案内してくれるというまたと無いチャンス!喜んで参加させて頂いた。
今回のメンバーは自分含め5人。いずれも手練の面々だ。


一日目:奈良県
朝7時に梅田で高速バスを降り、車で拾ってもらい奈良県へ。
メインターゲットはドウキョウオサムシ。あの有名な山へと走る。
ドウキョウオサムシは山頂の方にしか分布しないようなので、まずはロープウェイへ。

そして降りると驚愕

真っ白すぎる!!!

崖も凍結しまくり。手鍬弾かれまくり。まるで岩を掘ってるような気分だ・・・。
しかしそんな崖でも先輩は開始5分程でドウキョウを採集。すげぇ・・・。
その他のメンバーもイワワキ、ヤコン、オオオサ、クロナガなどが出ているようで、早速置いてけぼりを喰らう自分。

掘る事数時間、ようやく黒いオサムシが転がり落ちてきた。

ドウキョウオサムシ

やっと出た!!初めて見るドウキョウ!!写真ではヤコンとの区別がよく分からなかったが、実物を見るとやっぱり違う。

昼過ぎに一旦下山し、途中合流の先輩を迎え今度は隣の山へ。
こっちはさっきの山よりも凍結が凄かった・・・。

オオオサ、ミナミヤマトオサムシなどを追加してこの日は終わりとなった。
 

二日目:淡路島
この日は関東ではまず見られないヒトツメアオゴミムシを狙う。

ヒトツメアオの前に一旦山へ。

アワジヒメオサムシやオオオサムシを軽く採集する。

そしてヒトツメアオのポイントへ!着いた場所は・・・

なんとこんな乾燥しきった場所。

オサ掘りを始めたばかりの頃、よく分からず手当たり次第に崖を掘っていた時の様な場所だ 笑
こんな場所で採れるとは信じがたいが、本当に出てくるからスゴイ。他のメンバーは皆採れていたのだが、自分は一頭だけしか採れなかった・・・。

ゴミムシはやっぱり難しい。自分が掘った後の崖で他のメンバーが採ったりと実力不足を感じさせられた。
 

三日目:京都
最終日は河川敷でマイマイカブリを狙った。
奈良も淡路島も数が採れなかったので、最後にホンマイマイやヤコンを景気良くシバく・・・と思ったのだが、マイマイもヤコンも全然居ない。

先輩が昨年沢山掘り当てたという場所だったのだが、パッとしなかったので一昨年自分がホンマイマイを沢山掘り当てた木津川のポイントへ移動した。

畑の脇の林で当時は沢山採れた。

初めて一人で遠征してオサ掘りで成果を上げた思い出深い場所だ。
ここなら間違い無いと思ったのだが、ここも微妙・・・。

辛うじてマンションを1つ見つけられただけとなった。

ヤコンなんかは崖を掘れば沸いて出てきたのに、影も形も無かった。
やはり今年は少ないのだろうか?

そんなこんなであっという間に終わってしまった。
最後に道頓堀で串カツを食べて解散となった。

ホンマイマイカブリ
この個体はムクロがよく発達していてカッコイイ。

オオオサムシ
普通のオオオサを初めて採集したが、やっぱり福江のは大きかったみたい。

左:ドウキョウオサムシ
右:ヤコンオサムシ

実物を見て初めて分かる微妙な違い。
B品なのが悔しい!


全体的に数が採れずキツい採集だったが、近畿のオサムシを一通り採る事が出来てとても楽しい旅だった。
そして自分の未熟さを再度感じさせられた旅だった 笑

関西は採集一日、観光一日くらいのスケジュールでまた訪れたい。

新年明けたら掘り初め。
黒いヒメマイマイカブリが欲しいなぁと思ったので、伊豆半島の狩野川へと赴いた。

昨年沼津へ観光旅行に行った際に少しだけ時間をもらったのだが、空振りだった。
小さい河川敷なので厳しい印象を受けたが、今日はどうなるか・・・。

ナイス富士山。川沿いに電車が走っているので河川敷は近い。
もっと下流の方にgoogemapで見た感じ良さそうな場所があったのだが、今回は電車+徒歩移動なのでこの辺でやるしかない。

早速突入すると良さそうな材。削ってみると大きな甲虫の影、来たか!?

アオオサムシでした・・・。

良い滑り出しと思いきや、そこから続かず・・・。
とにかく材も崖も無い。そして竹林が多すぎてまもとな環境が無いのだ。更に・・・

ここ以外にも両岸共至る所で工事が始まっており、googlemapで予習した様子とは大分変わっていた・・・。

午後になり、電車でポイントを移動するも様子は更に悪化。
竹林or何もない荒地が延々と続く。材を見つけてもカラッカラのカッチカチ。

何キロ歩いただろうか・・・夕暮れも間近、畑の脇で見つけた小さな材。
ダメ元で割ったその中に・・・

オオヨツボシゴミムシ

あぁ・・・まぁ良い虫ではあるが・・・。

結局何も採れずに終わってしまった。厳しい予感はしていたが、まさか空振りとは・・・。
次は車で行って別のポイントを攻めるか、もっと西の別の河川を攻めるかな。

今年の採り納めは千葉でのゴミムシ採集。
個人的にはまだ未入手のオオサカアオゴミムシを狙いたい。
まずは昨年ツヤキベリが採れた外房の沼へ。

沢山のヒメキベリに混じって一頭だけ落ちてきた。

ツヤキベリアオゴミムシ
 

"ゴミムシが集団越冬してる環境"というのもようやく分かってきたかもしれない。
無駄な崖堀りを避ける為にも、見極めは重要である。

ここは環境は良いのだが掘れる場所が少ない。
結局今年は4人で3頭しか掘りだせなかった。

次は隣の沼の周辺。昨年は行かなかった場所。
しょぼい崖だが、アオオサなどは出てくる。
続けて掘っているとコキベリが出現、そして奥になにやら別のゴミムシが。

お尻の先端にV字の紋、"あぁヒメキベリか・・・"と思って引っぱり出すと・・・んんんん!!?

 

 

オ、オオサカアオゴミムシ!!!

やっと・・・やっと会えたよ・・・こんな、何の変哲もない所で・・・。
オオサカアオは薄く広く分布し、更に変な場所から採れると聞いていたのだが、本当にその通り。
その後も1頭を追加することができた。

鮮やかでキレイだ!アオゴミムシの仲間とは思えないほど。

思っていたよりも小さく、動き回るので撮り辛いったらありゃしない・・・。

ツヤキベリは気品が違う、スバラスィ・・・。

今まで黒いゴミムシはノーマークだったが、トックリゴミムシ系が意外にも魅力的なフォルムな事に気がついた。
これから集めてしまいそうだ。

ゴミムシの中でも格式の高いツヤキベリとオオサカアオが採れた大満足の採集となった。どっちも採れるまできつい戦いだった・・・。

キイロホソゴミムシなどまだやり残した事はあるので、千葉県は今シーズンあと1回は訪れたいところだ。