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週末虫採り手帳

とある社会人虫屋の生態の記録
クワガタ、オサムシ、その他ミーハー昆虫の採集記がメインです
最近は釣りにハマっているので、釣りもしながら各地でゆるく採集しています
爬虫類とかも飼ってます

先日千葉県で採集したフェモラータオオモモブトハムシのゴールを持ち帰ったので、中に入っている幼虫を食べてみることにした。
どうやらこれが美味らしく、また不思議なことに杏仁豆腐の香りがするようでフェモラータを用いたスイーツを作る動画などもYouTubeで見ることができる
今回はバニラアイスに混ぜて杏仁味アイスを作ってみようと思う

まずは持ち帰ったゴールを割って幼虫を取り出していく

写真のようにグズグズになった場所の幼虫は手でほじくれば簡単に取り出せるが、かなり硬い部分に潜り込んでいる個体もいるため剪定鋏などがないと結構大変である


一つのゴールに複数匹入っていることが多く、細い部分にもいたりと取りこぼしが出やすい感じがする

採ってきたゴールはもういないだろうと思って適当に屋外に放置したりせずに、確実にゴミとして処分したい

取り出した幼虫は熱湯でさっと茹で、水気を拭いたら適当な容器に入れ、冷蔵庫で3日ほど寝かせることで下処理は完了

この時点では茹でた豆のような匂いがうすーく感じられる

熱を入れた後、数日冷やすことで徐々に杏仁の香りが出てくるのだそうだ、最初に発見した人は凄いな

そして3日間寝かせたものがこちら

ゴールから取り出した時はふにゃっとしているが、茹でると身が締まり小さい剥きエビのようになる


ラップを外してにおいを嗅ぐと…杏仁の香りが…!!



しない?



あれ、なんか間違えたか?

しかしここまでやって止めるわけにもいかないので、バニラアイスを入れ、溶けたらフェモラータを潰しながら混ぜていく

潰しても杏仁の匂いはしてこない…が、まぁ純粋にフェモラータの風味を感じてみるとしよう

外皮は食感があまり良くないようなので、中身を絞り出したら取り出しておく

再度冷凍させて…完成!


スプーン半量ほどを掬い、食べてみると…



おぉ!!



杏仁豆腐の香りがする!!



いやびっくりした、これは美味しい

食べると分かるタイプの香りだったのか

しかし食べ進めていくと杏仁香がするところとしないところでバラツキがあった、3匹ではちょっと弱かったか?

またバニラアイスの味が強いのか、杏仁以外の虫の風味は全く感じられなかった



ということで量を増やして再度リベンジ、倍量の6匹を入れて作ってみる


う〜んすごい杏仁…!


前よりも更に杏仁香が強くなった

これを食べて虫が入ってるなんて思う人はいないはずだ

アイス本体の味の方は、今回は若干風味が変わったような気がしたがほぼ分からないレベルである


横で怪訝な目で見ていた妻にも無理矢理食べさせたが、"めっちゃ杏仁"との評価を頂くことができた



ちなみにこれとは別に冷やした幼虫を油で揚げて食べてみたのだが、そちらは杏仁の風味はすっかり消えてしまった(杏仁風スナックのようなものを期待していたのだが…


ナッツのような風味がしてこれはこれはで食べられるのだが、同じような風味は他の虫でも味わえるのでフェモラータである必要はないかな、という感じだった

杏仁香を楽しむのであれば茹でて冷やしたものを潰して何かに混ぜる使い方が良さそうだ


フェモラータ杏仁風アイス、オススメなので是非試してほしい

※決して外に逃すことのないよう注意は徹底したい

外房方面へ遊びに行ってきた


1/30

この日はゴミムシ採集の沼の下見、ダメ元で千葉オオクワガタ探し、ついでに友人が仕掛けたトラップ回収をするなど色々した


9時ごろに外房に到着

沼周りの林内をうろついていたら良さげな立ち枯れを見つけたので割ってみた

こ、これは…!?

突如現れたちょっと太めの食痕、まさか?

でも千葉オオクワはかなり薄いと聞くし、こんなあっさりと見つけた立ち枯れいるはずはないか…?

ちなみにこの食痕の奥にはムカデしかいかなかった

他コクワガタは出たが、当然オオクワガタなど出るわけもなく午前中は終了


午後はいくつか湿地の下見をしたのち、最近界隈を騒がせている千葉フェモラータの捜索へ

藪があってクズが生えてそうな場所を探しながら南下していくと…

とある場所でゴールを発見!

クズから脱出してタケの中に潜り込んでいる幼虫が見える、珍しいのでは…?





薮の外から見渡すだけでも多くのゴールが見つかった

今回見つからなかった地点にもいつか広がってしまうのだろうか…


2/8

2週連続で外房へ

この日はゴミムシ(ツヤキベリポイントの新規開拓)の予定


大寒波が押し寄せており関東はどこも雪予報

しかし日々抑圧されている社会人虫屋は時々IQが著しく低下するため、気がついたら3人の虫屋が(安全運転で)千葉へ向かっていた

oh…


案の定最初のポイントである山間の堰周りでは吹雪の中崖を堀る羽目になり、虚無になる


しかし海沿いに移動すると雪は減り、日が高くなるにつれて晴れ間も見えるようになり、ゴミムシ掘りも普通にできる天候になってきた

崖の凍結も心配だったが意外にも大丈夫だった

谷津田の湿地周りの崖からコキベリアオゴミムシとオオアトボシアオゴミムシ

最後にゴミムシ掘りをしてから何年振りだろうか…他にもアトボシアオゴミムシ、アオゴミムシ、ムナビロアトホジアオゴミムシが見られた

ムナビロアトホジアオは昨年の湿地巡りでは出会うことができなかったため嬉しい

そしてオオサカアオゴミムシも!

ゴミムシ掘りではまとまった数が採りにくいが、なんと1箇所から5頭も出てきた(自分は1匹だけだったが

ここは夏に来たらオオサカアオが歩き回っているのだろうか?是非とも確かめたい

その後はフェモラータ探しへ

前回とは別のポイントで発見した

今回も何箇所か見て回ったが、新規ポイントは1箇所のみ

やはりまだ局所的にしかいない感じだったが、これがどのように広がっていくのだろうか…


ツヤキベリを見つけることはできなかったが、夏にまた来てみたいポイントはいくつか見つけられたので楽しみだ





ローズヘアタランチュラ(チリアンコモン)

名前の通り南米(チリ、アルゼンチン)を原産地とするタランチュラである


以前はペット用タランチュラとしてかなり安価に流通していたが、最近は輸入規制が変わったようであまり入らなくなったそうだ

正確な購入時期はもう忘れてしまったのだが、我が家ではもう15年くらい生きている
数あるペットの中でもダントツで強い生き物であると思う
このタランチュラに関しては正直褒められたものではない飼い方をしているのだが、結果として長期飼育ができているため正直お伝えしたいと思う

▪️長期飼育のコツ
とにかく放置、餌やりは年数回、加温も冷房もしない

…これはコツなのか?
生き物を飼う者としてあるまじき内容であるが、これが事実なのだからしょうがない
このタランチュラ、逆にどうやったら死ぬんだ?というくらいあらゆる状況に強いのである

飼い始めの頃は1〜2週間おきにデュビアをあげていたのだが、割とすぐに拒食に入った
その後も食べたと思ったらまた拒食…というのが続き、面倒になって世話を放棄した時期があったのだ
何ヶ月も餌をやらないまま冬を迎え、加温も加湿せず棚の奥に放置、水もあげていなかったと思う
翌年暖かくなった頃思い出したように様子を見ると普通に生きており、元気に餌を食べたのでとても驚いた
もともとの生息地が砂漠地帯という極限に近い環境であるためだとは思うがそれにしてもである、本当に不思議な生き物だ

ちなみにタランチュラ類全般に言えるのだが、長生きするのはメスだけである
オスはもともと短命なのでこの限りではないことを留意していただきたい

▪️飼育環境
カブトムシなどを飼育するプラケで問題ない
広さも必要ないと思う

床材はヤシガラ、カブトムシやクワガタ用のマット、ソイルやサンドなどなんでもよい

夏も冬も室温で管理している(12℃〜30℃)

本種は乾燥した環境に適応しているようなので、加湿も不要

これは床材を交換した直後の写真だが、すぐに巣を張って糸まみれになる


▪️餌
我が家ではデュビアの成虫を1回につき1匹あげている
頻度は暖かい時期は月1〜2回程度、適当に思い出した時に与えている
冬場は全くあげていない
特に加温はしないので餌やりの時期はだいたい部屋が暖かくなる5〜10月あたりに限られる

なので年数回しか餌やりをしていない

かわいそうだと思うかもしれないが、食べない時は全然食べないのだ
元々こういうペースで生活している生き物なんだと、そのうち思うようになった

食い気がある時はゲージ内に餌を落とすと振動を感知して即座に反応し抱え込みにいくが、そうでない時は全く反応しない

▪️水
水は飲むので必要

が、数ヶ月水を切らしても普通に耐える

水容器は適当なものを入れておこう
カラカラになった容器に水を注ぐと割とすぐに寄ってきて、飲むところを観察できる
なので可能なら水は常にある状態にしておいた方が良いと思う
水がなくても耐える生き物ではあるが…これを読んでいる方はちゃんとあげてくださいね(自戒の念