大切な人をなくしたあと、
どう生きていけばいいのか
わからなくなることが
あります。
かなしみやさみしさ、
怒りや後悔、
理由のない不安に
包まれることも。
それはとても自然なことです。
ひまわりの空は、
無理に元気に
ならなくていい場所。
立ち直らなくていい。
そのままのあなたでいい。
大切な人との絆を感じながら、
かなしみや揺れる想い
(グリーフ)とともに
生きていく時間に
そっと寄り添っています。
私は、20年がん看護に
携わってきた現役看護師です。
2021年、突然長男をなくし
遺族になりました。
「こんな居場所があったら」
そう願って生まれたのが
グリーフケア ひまわりの空です。
和泉 ゆな
𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸
前回の投稿で、
「支援の空白」という
言葉を書きました。
まだの方はこちらから
お読みいただけます。
↓
話せる場所がなかったこと。
医療や行政、葬儀が終わったあと、
遺族が地域に
放り出されるような感覚になること。
それは、私自身が遺族として
経験してきたことでもあります。
同時に私は、
がん看護や緩和ケア、
看取りの現場に
20年近く関わってきた
看護師でもあります。
気になる患者さんやご家族は、
本当にたくさんいました。

けれど、退院すれば
病院に来ることはなく、
その後の生活や気持ちを知る術は
ほとんどありません。
グリーフケアは保険診療外です。
医療の現場には、
時間も人もお金も
足りないのが現実です。
行政でも、
時間をかけて寄り添う。
そんなグリーフケアを
することは難しい。
それが本音だと、
元市役所勤務の保健師さんから
聞いたこともあります。
じゃこのまま
苦しい遺族はそのままでいいの?
どこにも行き場をなくした遺族は
地域で孤独を抱えて苦しいまま、
ずっと生活しなければいけないの?

そのときの苦しみがわかるからこそ、
ひとりで抱え込むには
あまりにも辛いとわかるからこそ。
何かできることはないか。
ずっとそう感じていました。
遺族の側には
「どこに行けばいいかわからない」
という空白があり、
医療や行政の側にも
「気になっているけれど、
つなぐ先がない」という空白がある。
この二つの空白は、
これまで、
別々のものとして存在してきました。
私は、
遺族としてその真ん中に立ち、
看護師としてその両側を
見てきました。

だからこそ、この空白を
「仕方のないこと」として
通り過ぎることが
できませんでした。
そこで、遺族にとっての
地域におけるグリーフケアの
入り口であり、
医療や行政からも安心して
つながる
『南大阪
グリーフケアステーション つむぎ』
をつくりました。
何かを決めてから
行く場所ではありません。
元気にならなければ
いけない場所でもありません。
「ここに行っていいのかどうか」
迷っている気持ちのままでも、
立ち寄れる場所で
ありたいと思っています。

支援の空白は、
誰かが弱いから
生まれるのではありません。
仕組みと仕組みのあいだに、
そっと置き去りにされてしまう
気持ちがある。
その気持ちに、
もう一度
そっと触れられる場所を
つくりたいと思いました。
これから、こちらのブログでも
少しずつお伝えしていきます。
次回は1月24日(土)
14:00~16:00/対面開催
大阪府岸和田市
光攝寺(こうしょうじ)にて
参加費/500円(お菓子つき)
※どちらも大切な人を
なくされた方どなたでも
ご参加いただけます。


