長男がお空にいってしまってから

まだ日が浅かった頃は、

特になんですが、長男の姿かたちに

とてもこだわっていました。



姿かたちがないから、

長男とのつながりは

もうすべてなくなってしまった。



そんなことはない!とは思いながらも

やはり姿かたちがないことで

寂しさや悲しさは増すばかりでした。



私自身、

最初は長男の姿かたちが

見えなくなり、それだけで

とても寂しくて悲しくて不安で。



長男と思い描いていた未来や希望も

すべてなくしてしまった。

この先どうなってしまうのか。

もうこんな世界で生きてはいけない。



そんなふうに、

真っ暗闇の絶望の中で

苦しんでいました。





みなさん、この絵本知っていますか?

読んだことはありますか?







私はこの本に、

まだ日が浅かった頃に出会いました。



この絵本に出会ってしばらくは

長女、次男もこの絵本を

気に入ってくれて

読み聞かせをしていたときも

ありました。



もしものせかい。

当時はあまりにも長男のことを

そっくりそのままいっているようで

苦しくて悲しくて寂しくて。



特に前半部分は

読むたびに号泣していました。



そして後半部分は

当時はあまりしっくり来ず。

どういうことだろう?って

思う部分も多かったんです。




つい先日。

本当に久しぶりにこの絵本を読みました。

ふとなんとなく、

読んでみようと思ったんです。



そして、

私がこの絵本を読んで

思い出したことがあります。



グリーフケアの本で知った

「継続する絆」のこと。



アメリカの宗教心理学者である

デニス・クラス氏が提唱した概念で、

死別後も心の中で故人との関係性が

継続することを、

「絆」という言葉で表現しています。



私自身のグリーフケアのプロセスでも

この概念は

なくてはならないものだと

感じています。



そのことについて

また詳しくは

別の投稿で書きたいと思います。





そして、この絵本の後半部分。

なぜ日の浅かった当時の私には

しっくりこなかったのか。



たぶん、当時の私は

この継続する絆を

まだしっかりと

感じられていなかったのかなと

思います。



今は

長男と確かな絆を

感じています。

それは姿かたちを超えて。



長男は私の中で、

ずっとずっと一緒です。





今生きているこの世界も、

大切な我が子のいる

もしものせかいも。



だいじに、だいじに。

これからも生きていきましょう。



気になる方はぜひ、

絵本も読んでみてくださいね。




あなたにとって、

大切なお子さまは

今どんな存在ですか?



離れてしまったと感じている

お子さまとの、

大切な確かな絆を

感じられるかもしれません。





補足です。

著者のヨシタケシンスケさん。

私も大好きな作家さんのおひとり。

我が家の子どもたちも

みんなヨシタケさんの絵本が

大好きです。



ヨシタケシンスケさんは

笑顔の人物を描かないのだそう。

確かにヨシタケさんの絵本には

にっこり笑う人は

出てこないなと納得。



その理由は、

笑顔の親子を見て

辛くなってしまう人がいるから

だそうです。



この理由、

大切な我が子をなくした親は

全員が大きく頷くのではないかと

思います。



私もそんな1人でした。

親子って、世間でも

温かくイメージされていること

多いと思います。



確かにそれは間違いではない。

でも、それを見て

辛く苦しい想いをしている人が

確かにこの世界に存在している。



そして、そのことに

想いを寄せてくれる人がいる。

私は胸があつくなり、

そのことに救われる想いでした。








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