何もしない、何もできない。

何をする気力にもなれない。


一日中、お布団のなかで過ごす日も

あるでしょう。

一日中、大切なあの人を

ただただ想い続けるだけの日も

あるでしょう。

一日中、次々に襲ってくる、

悲しみ、苦しみ、後悔、罪悪感、孤独感、、

たくさんの感情と向き合う日も

あるでしょう。


本当に何もしていないでしょうか?

本当に何もできていないでしょうか?


私が長男を亡くして2ヵ月少し経った頃。

友人が、家まで会いに来てくれました。

私の顔を見て、

「辛かったね。よく頑張ったね。

 よく頑張ってるよ。

 すぐに会いに来れなくてごめんね。」と

言って、一緒に泣いてくれました。


その頃の私は、

今日はこれをやった、こんな一日だった

と言えるような毎日は、

送れていませんでした。

ただただ、長男を想い、

いろんな感情に苦しみ、

生きているのがやっとの状態でした。


でも、その友人に、

頑張ってるよと言ってもらい、

こんな自分でもいいんだ、

こんな自分を認めてもらえたんだ、

そんなふうに感じました。


その友人は、それを言ったあと、

私を抱き締めてくれました。

長男がお空にいってから、

孤独感や疎外感を強く感じていた当時、

人の優しさや温かさを感じられ、

とてもうれしかったのを、

今でも覚えています。


今、自分は毎日何もできていない、

こんな自分はだめだ、

もっと頑張らないとと思っている方は

いらっしゃいませんか?


それで十分です。

今日も生きています。


大切なあの人がいなくなった

苦しみとともに、

今日も生きているだけで、

それだけでいいんです。

それだけで、十分頑張っています。





今日も頑張ったねと、

自分で自分のことを

認めてあげてください。

今は心と身体の休息時間なんです。


どんな自分も責めずに、

大事にしてくださいね。

ゆっくり、心も身体も休めてくださいね。