グリーフケアという言葉を

知っていますか?


「グリーフ」とは、

死別などの喪失による様々な

自然な反応やプロセスのことです。


「グリーフケア」とは、

グリーフを抱えた方に寄り添い、

グリーフとともに、

大切なあの人がいない人生を

再び歩むための支援のことです。


この言葉自体をはじめて聞いたという方も

多いのではないでしょうか?





私は、まずは、この言葉を多くの方に

知ってもらいたいと思っています。


人生において、グリーフは誰もが体験し得る

とても身近なことです。


具体的には、大切な人との死別以外にも、

失業や離婚、引っ越しや健康を失うこと

などもあてはまります。


グリーフによって心身の不調を来したり、

その後の自分の人生や価値観に深く関わる

ことも多いです。


そんなグリーフを体験したときに、

グリーフについての知識やグリーフケアが

あることを知っていることで、

喪失に伴う課題や困難と

向き合うための助けになったり、

ひとつの選択肢になったりします。


グリーフへの向き合い方は

人それぞれです。


そして、そのグリーフと向き合い、

共に歩むのは、

他の誰でもない自分自身です。



ただ、グリーフと共に歩むことは、

決して簡単なことではありません。


苦しみや痛みを伴う作業

であることも多いです。


自分ひとりで抱えきれないと

感じたときは、

その作業を一緒に伴走してくれる

支援があるのだということを

知ってほしいのです。





だから私は、グリーフケア

という言葉が広まり、

グリーフケアへの理解が深まり、

グリーフを抱えて苦しくなったときに、

誰もがグリーフケアを受けられる。


グリーフケアが身近で当たり前の社会に

なってほしいと願っています。