2019年4月19日。

何があった日か覚えていらっしゃいますか?


池袋暴走事故があった日です。

今年もニュースで取り上げられて

おり、私もその中の特集を見ました。


こちらです。良ければご覧くださいね。



この事故の被害者遺族である

松永拓也さん。


事故の直後から

メディアに出られたり、

ご自身のSNS発信、

またいろいろな立場の方に向けて

講演活動も精力的にされています。


その中で交通事故の悲惨さや、

再発防止などに向けて発信されています。


発信することは、事故のことと

向き合うことでもあります。

悲しさや寂しさ、苦しみ、怒り、、


特集の中でも触れられていましたが、

メディアに出ることで

世間からどのように思われるかという

恐怖もつきまといます。





実際に誹謗中傷も今までに

数多く受けられたこと、

私も今までのニュースで知りました。


実際に恐怖もつきまとう中、

こんなふうに行動すること、

誰もができることではないです。


私自身も、長男をなくしてから、

松永さんのSNSを拝見させていただく

機会が増えました。


松永さんの姿や言葉から

たくさん気づきを得たり、救われたり、

勇気や力をいただいたり

してきました。



また加害者に対して

「心情等伝達制度」を利用して、

加害者・被害者の立場で、

高齢ドライバーによる交通事故の

再発防止に向けて考えていきたいと

訴えられたのだそうです。


被害者の立場で

このことを加害者に訴えるには、

さまざまな思いが巡り

相当の葛藤や勇気がいることだったと

思います。


特集の中では、特に、

「自分のような思いを、

 もう誰にもしてほしくない。」


「この社会で大切な人を失っていない

 人には、お互いにただいま、おかえりが

 言い合える社会であってほしい。」


「命日が近づき、悲しみが募り、

 2人に会いたい気持ちが

 どうしても拭えない。

 悲しみを活動のエネルギーに変えよう

 と思っている。」


そんなお話が心に響きました。


いろいろな思いがおありであろう中で、

冷静に、高齢ドライバーによる

交通事故の再発防止を、

一貫して訴えかける姿が

とても印象的でした。





松永さんの苦しみや葛藤は

私の想像なんかでは計り知れないですが。


でも、悲しいだろうな、苦しいだろうな。

他にもいろんなことを思わずには

いられませんでした。



でも、その感情だけで止めるのではなく、

一歩そこから進んで、

私も含めた一人一人が、

交通事故の被害者遺族、

その当事者である松永さんの言葉を

どれだけ自分ごととして考えられるか。


自分ごととして考える。


文字にするとたった10文字。

でも、なかなか

それも難しいことも多いです。


でも、それでも。

何を感じ、何を大切にして、

何をしていくのか。

自分には何ができるのか。


少しずつでも、一歩ずつでも

自分ごととして捉えて

何かできることから

はじめること。


そのことで、

交通事故、そしてそれによって

苦しむご遺族が少しでも少なくなればと

願います。


自分の両親と、今後の免許返納に向けて

話をしてみる。

安全運転を毎日意識し、心がける。


私も自分事として、

何ができるのか

考えてみたいと思います。