円形脱毛症に漢方薬は効かない?誤解しないでほしい漢方薬 | 薄毛男性の多発型円形脱毛症6か月で感じたつらい気持ち

薄毛男性の多発型円形脱毛症6か月で感じたつらい気持ち

薄毛男性ですが、多発型円形脱毛症の6か月は本当につらいものでした。
場合によっては何年もかかるそうですが、運良く半年ですみました。
そんな個人的な体験を記録していきます。

こんにちは

たかです。

お読みいただきありがとうございます。

円形脱毛症の漢方薬

「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、「行わないほうがよい」とされる漢方薬ですが、円形脱毛症の治療薬としても人気があります。

天然の生薬から作られていることもあり、漢方薬は副作用がなく安全なイメージがあります。
化学薬品を飲みたくない方も、漢方薬なら安心ということもあるかもしれません。

しかしそれは必ずしも正しくはありません。
漢方薬も薬ですので、間違った飲み方をすれば危険です。
伝聞ですが、間違った漢方薬のせいで全頭に脱毛が広がってしまった例もあるようです。

代表的な円形脱毛症の漢方薬

日本漢方では、円形脱毛症には柴胡と牡蠣を組み合わせがよく使われます。

クラシエ薬品では、
 

ストレスが原因と考えられ、どうきや不眠を伴うタイプ
    柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎
不定愁訴があるタイプ(特に女性)
    加味逍遥散
神経質な性格のタイプ
    半夏厚朴湯

http://www.kampoyubi.jp/learn/beauty/06.html

等の市販薬が紹介されています。


症状によっては、上記を組み合わせて、例えば柴胡加竜骨牡蛎湯+加味逍遥散のように併用することもあります。

漢方薬は劇的で間違えると危険

漢方薬はそのイメージとは異なり、劇的な効果を発揮することがあり、強い副作用を引き起こすこともあります。

素人判断で間違った漢方薬を服用すると、治るどころか症状を悪化させることすらあります。

 

漢方薬に対する誤解

安全なイメージのある漢方薬ですが、実際はそうとは限りません。

誤解1 症状によって使う漢方薬が決まる

×症状によって使う漢方薬が決まる
○症状が同じでも、体質や体のバランスの崩れ方によって漢方薬が異なる

円形脱毛症であっても、体質や体のバランスの崩れ方によって効果がある漢方薬は異なります。
間違ったものを選んでしまうと、治るどころか症状が進行してしまうこともあり得ます
 

誤解2 漢方薬は穏やか

×漢方薬は効きめが穏やか
○体質に合えば劇的な効きめがある

漢方薬は体質に合えば劇的な効果があります。
ただ、体質に合わなければ効果がないこともあります。
体質に合うかどうかは微妙なバランスで、漢方薬局等では生薬の量を加減して処方されることもしばしばです。

漢方薬は効きめが穏やか、というのは大量生産で細かい調整ができない製薬会社が、言い訳として考えたものなのではないでしょうか。
 

誤解3 漢方薬には副作用がない

×漢方薬には副作用がない
○体質に合わないと強い副作用があることも

体質に合うと劇的な効果がある漢方薬ですが、逆に体質に合わないと副作用、というか逆作用があります。
過剰なものを補い、欠乏したものを捨てるのですから、体のバランスはより崩れ、症状は悪化することになるでしょう。

また、特定の生薬にアレルギーが出てしまうことがあります。
薬効的にはあっていても、アレルギーのせいで副作用が出てしまうこともあるのです。

例えば、私は柴胡にアレルギーがあって、服用すると熱っぽくなってしまいます。
そのせいで胸脇苦満等明確なサインがあっても柴胡を使えません。

体質に合わない漢方薬は危険

体質や証に合っていれば劇的な効果がありますし、合わなければ強烈な副作用を引き起こすことがあります。
効き目が穏やか、副作用がない、そういった誤解に基づいて素人判断で漢方薬を服用すると苦しい思いをするかもしれません。

漢方薬は漢方医や薬剤師に相談したうえで使用してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。