「樽とタタン」 中島京子
「タルトタタン」というスイーツがあるけれど~ま これは それをモジったタイトルです。でも実際に 樽も タタンちゃんも登場しています。幼い頃の回想として タタンちゃんの昔の話が綴られていく。タタンちゃんは 登園拒否で 幼稚園に通わず仕事を持つおかあさんは なんと! 日中 タタンちゃんを近所の喫茶店に預けることにしたのだった。小学校には ちゃんと行ったようだが やはり 自宅へ帰らず喫茶店の樽の中で お客の話を聞いたり 話しかけられたりしていた。この作品には 彼女自身の話よりもそういう お客の話が色々登場してくる。一風変わった構成だと思う。それにしても親戚でもない男性の喫茶店に子供を預けそして 引っ越していった後 ここに御礼にも行ってないようだし喫茶店のマスターのその後も知らないというのはなんだか 薄情のような気もするがそれは また 物語とは別の角度の話なのだろう。