つわり対策コンサルタントのユアンです
先日、よだれづわり対策について、全米トップクラスの病院であるメイヨークリニックが教える軽減法をご紹介しました。
今回はそのメイヨークリニックによる胸焼け対策編です。
by Fée des rêves
妊婦さんの半数以上が胸焼けを経験すると言われています。
胸焼け≒逆流性食道炎です。
胸焼けのメカニズム
妊娠ホルモンによって胃の逆止弁の役目を果たしている筋肉が緩む
↓
胃の内容物が食道へと逆流して上がってきやすくなる
↓
逆流してきた胃酸が食道の内壁を刺激する
↓
胸の付近で焼かれるような感じがする
同様に、妊娠ホルモンによって消化システムがゆっくりになる
↓
より多くの栄養素を取込み、胎児へ届ける時間が増える
一方で、胃が空になるまでに時間がかかる
↓
消化不良による胃もたれや胸焼けが起きやすくなる
加えて、妊娠後期には大きくなった子宮が常に胃を上へと突き上げ圧迫するため、胃酸が逆流しやすくなり、胸焼けを引き起こします。
メイヨークリニック流
胸焼けを防ぐ8つの方法
1. 食事を一日5-6回程度に分け、一回の分量を減らす
2. 胃や食道を刺激しやすい食品を特定して避ける
例:脂肪の多い、脂っこい、揚げ物、コーヒー、紅茶、チョコレート、アルコール、炭酸飲料、ペパーミント、甘みの強い果物、酸性のもの(シトラス、トマトなど)スパイシーなもの
3. 水を中心に水分をたくさん摂る
4. 背筋を正して食事をする
(前屈みは胃を刺激しやすい)
5. 食後は1時間以上横にならない
6. 眠る2-3時間前に食事をしない
(空の胃の方が胃酸が少ない)
7. 逆流しやすい姿勢や動きを避ける
例:下の物を拾うときは、腰から曲げずに膝を曲げて
8. 横になるときは、頭や上半身を高くする
例:頭から肩にかけて下にピローを敷く、10-15cm程度頭を高くして寝る
6の対策については、つわり中で空腹による吐き気(特に朝)のある方の場合は、ちょっと工夫が必要ですね。
これら8つを「もう既に全部やっているわ」という方は、以前ご紹介したこちらの記事もご参照下さい。