由利徹の喜劇役者としての半生をインタビューを元に綴った『由利徹が行く』
図書館か古書店でしか手に入らない一冊ですが、昭和の演劇界に残した足跡、役者としての人となりを知る貴重な書。
こんな言葉をのこしています。
『弟子なんてものは、手をとって教えるんじゃない、目で覚えるもんだよ。やるより見るだよ。』
会社でも、教育だの、トレーニングだの、研修だの、手取り足取りが重視されがちですが、
昔ながらの技は背中を見て覚えることにも一理あり。
技を習得したいとう意識があってこその教育です。
その他にも ・・・・・、
一世を風靡した 『おしゃ、まんべ』 のギャグで長万部を全国に知らしめた由利徹が亡くなった時には長万部から弔電が寄せられたとか。
志村けんが弟子入りをしようと最初の尋ねたのは由利徹であったそうで、
ギャグや演じ方にも、どこか相通ずるものを感じます。
由利徹の名前の由来は、無理が通る。
・・・・・ さまざまなことを知る機会となる一冊です。
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