函館本線が太平洋に別れを告げ山中へと入って行く分岐点となる長万部

 

『おしゃまんべ』と言えばオッサン世代が思い浮かべるのは、

往年の喜劇俳優・由利徹が股を開きながら『おしゃ、まんべ』と言うギャグ。

開いた股を閉じながら『くっちゃん』と続きます。

 

少し前の『コマネチ』よりも、どこか朴とつとして、うるさくない、味わいのあるギャグです。

 

かつての鉄道の要衝・長万部駅も、今はひなびた姿を見せています。

 

途中下車をして駅前を散策すると、長万部商工会の赤い建物が見えてきました。

そこには『あつまんべ』長万部多目的活動センターと書かれています。

町は少し寂しくなっても、『おしゃまんべ』のギャグの心は確実に継承されています。

 

『あつまんべ』の先は、雄大な太平洋の波が打ち寄せています。

 

長万部の名物駅弁は、1928年創業のかなやのかにめし

駅から徒歩1分のところに売店があり、隣にある列車の座席を模した休憩所で、往時の函館本線のビデオ映像を眺めながら、ゆっくりと味わうことができます。

かにめし本舗かなや本店の粋な計らいです。

 

長万部は、いい街だんべ。