最近耳にしなくなった昭和のことば、『コンクリートジャングル

辺り一面が空へとのびるビルだらけゆえ、必要がないことばになったのか。

 

時間をかけた育んできた、其処にしかない文化・息遣いを、一瞬にしてゼロリセットする再開発、そしてコンクリートジャングルへ。

似たようなデザインのショッピングセンターになってっしまう均質化された町へ。

 

気楽なお店が軒を連ねる地下街、人の息遣いを感じる路地や路地裏、人々の暮らしが其処にある街が、見た目や高級感を優先した何処にでもある町へ。

 

再開発は、本当に必要なのか。

何処が渋谷で、新宿で、池袋なのか、何処へ行っても同じショッピングセンター。

つまらん町だらけになって行くのは、東京のみならず。

街の金太郎飴化がすすんでいます。

 

出張オヤジのつぶやきでした。

 

読みやすく、解りやすく、著者の心象風景が伝わってくる本は、

読書が楽しくなり、読みたいという気持ちになります。

 

読書から伝わる心は、スマホやパソコンとは、また別物なのかもしれません。

 

そんな本の一つは、

須賀敦子さんの著書、

そして、最近では、皇族の一人である彬子女王の著書。

 

中でも、『京都ものがたりの道』は、

これまでにない視点で書かれた、解りやすい京都ガイドブックとして、

一読の価値あり。

 

仕事を早めに切り上げ、日暮れ前の居酒屋で、刺身一人盛りを肴に、ホッと一息。

サラリーマン・オヤジならではの安らぎタイム。

 

控え目な音量で流れる、昭和歌謡・ポップス。

思わず聞きいる、

大橋純子さんが、熱唱ではなくさりげなく唄いあげる『たそがれマイラブ』に、

青春時代が走馬灯のように想い巡り、

あやうく涙しそうな一人飲み。

 

がらにもなく涙もろいオヤジに、大橋純子さんは禁じ手です。

 

 

高齢化するも、経験豊かな紳士も増えるかと言うと、そうでもなく。

紳士な政治家の言葉が心に遺ります。

 

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義務を果たさぬ権利の主張、

規律を守らぬ自由な行動は、

最後は、自由や権利の制限に道を開くのが歴史の教訓。

 

賢者は歴史に学ぶ。

 

法律で義務付けられていなくとも、公益のためには進んでやる国民、

法律で禁じられていなくとも、恥ずかしいことは公益のためにやらない国民が、

品位ある国民で、

そのような国民からなる日本が品格ある日本です。

 

お世話になった方々への恩義と、

意見が異なる人を含めた他者への尊重を大事にする。

 

国債は今の痛みを緩和する薬にもなるが、

将来世代につけを回す麻薬にもなる。

将来に先送りしてはならない。

 

支持を得ようと聞こえの良いことばかり言うのではなく、

時には苦言を呈し現実に理解を求めるのも政治家。

 

人生は日々学びの連続。

 

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京都選出の元衆議院議長・伊吹文明さんの『保守の旅路』に記された言葉です。

『保守の矜持』とも思える紳士の言葉に重みあり。

 

そこまでやるか、

とめどなく、歯止めなく、やり続けていいものか・・・・・。

倫理観から、このままで本当にいいのか。

 

などと、ふと思うことがあります。

 

例えば、もしもタイムマシンが開発されたら、本当に使うかどうか慎重になります。

歴史や過去を書き替えるようなことがあってはなりません。

夢物語では楽しくも、禁じ手でもあります。

 

そんな、『君子は危うきに近寄らず』の三大テーマは、

タイムマシン に加えて

核兵器

AIをどこまで ・・・。

 

明後日は文化の日。人類の文化となり得る技術、果たして何処へ。

 

 

 

図書館で、ふと手に取った

『不滅のゴルフ名言集』摂津茂和 著 ベースボール・マガジン社 発行

には、ゴルフのみならず、生きるヒントにもなる言葉があります。

 

いくつかをメモにのこします。

 

よい勝者であるとともに、よい敗者であれ。

スコットランド格言

日本の武士道にも通じる言葉、多くの敗者があっての勝者。

忘れてはいけない敗者の存在、潔い負け方の大切さを感じさせられる名言。

 

長い眼で見れば、結局『運』というものは、平等公平なものだ。

ボビー・ジョーンズ

運・不運、浮き沈みは、つまるところはプラスマイナスゼロ、

そう心得、一喜一憂しないことが肝心。

 

ゴルフで油断が生まれる最も危険な瞬間は、万事が順調に進行している時である。

ジーン・サラゼン

好事魔多し、物事がうまく行っている時こそ気を引き締めよ。

 

ベストをつくして打て、その結果がよければよし、悪ければ忘れよ。

ウォルター・ヘーゲン

いつまでも悔やんでいてはいけない、失敗は恐れず、でも忘れずに。

 

 

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』

10月12日放送の中で語られていた言葉、

『人は正しく生きるより楽しく生きたい』

建前や優等生的発言ではい、正に本質をついた言葉です。

 

現代においても忘れてはならないこと、

何事にも程よい手加減のようなものも必要かと。

聖人君子ばかりでは、息が詰まる。

 

利益や効率・細かい数字に右往左往するのは体に毒、

損しないで、少しは儲かって、楽しくやるのが何より。

 

仲間で楽しく仕事をした後は、

『よよよい、よよよい、よよよい、よい。めでてぇな』(by 伝七親分)

と、しめるのが、よろしいようで。

 

マスコミ報道や評論家の教科書通りのコメント、

働き方改革にも、参考としていただきたいものです。

 

昨日の『A定食を悔やんでこその人生』の続編です。

 

居酒屋隣席の会話は続きます。

 

『少しだけ高い、1,200円、高嶺の花だけど何時かは巡り合いたい・A定食、

    お馴染みで、親しみやすい、800円の何時もの奴的存在・日替り定食、

    これもいいなと迷いながらも踏みとどまってしまうジャスト1,000円・B定食』

『いいとこあるのに、ついつい・何となく選択しないB定食、

    忘れられがちなB定食、それってどうなのよ。』

『う~ん、確かにそうだよね。

    世の中、B定食があるからこその、A定食であり、日替り定食かも。』

『それそれ、世の中を影で支えるB定食を忘れちゃイカン。』

『目立たず控え目なB定食があるから世間が成り立つ、なんてことも』

『明日は、B定食にしよう。』

『なんか、ドラマのタイトルになりそうだよね。

    松本清張ミステリー、B定食の女、なんてね。』

 

と、B定食で盛り上がる、隣席のオッサン・サラリーマン氏であります。

 

確かに一理あります。私も、明日はB定食にしよう。

早い・安い・ウマイは吉野家の牛丼。

忘れちゃいけない・手頃・期待通りウマイはB定食。

 

それではこの辺りで失礼いたします。

 

写真は、B定食とは全く関係ない、

出張で宿泊したANAクラウンプラザホテル岡山の朝食です。

美味しかったもので、ついつい掲載してしまいました。

 

 

居酒屋の隣席から聞こえてきた話題をメモします。

 

『ランチに行って、

     ちょっと高いけど美味しそうな 1,200円の A定食にするか、

     これも美味そうな、1,000円のB定食か、

      1,000円の大台超えか。ジャスト1,000円ポッキリか、

      迷った挙句に、いつもの日替わり定食800円を選択して、

      まあまあ美味かったな~と満腹・満足で歩いていたら、

      交通事故にあって今わの際に、

       A定食にしとけば良かった、と思うのかな~』

『そりゃ~思うっしょ。

     最後のランチってわかっていたらA定食食べるっしょ』

『でもね、最後の最後も、

    あ~A定食にしとけば良かったなんて思う方が、

    オレらしくて良いような気もするんだよね』

『A定食と日替わり定食が、なんだか大げさなことになってきたな~』

『いや~、人生ってさ、どっちにするか迷って選択することの連続じゃん、

    後悔の連続かもしれないけど、何とか折り合いつけて納得する、

    そんなのが人生って思うとさ、

    最後は、A定食にしとけば良かったけどさ、

    まあ、日替わり定食もうまかったな~なんて思いながら、

   振り返るのも自分らしくて良いかな~なんてね』

『なるほどね、深いね~、ところでさ、B定食はどうなのさ、

    気の毒なのは忘れられたB定食なんじゃね~の』

 

居酒屋で耳にした、ちょっと意味深い話題をメモしました。

 

ところで、日替わり定食が売り切れで、仕方なくB定食になってしまった時なんざ、どうなんでしょう。いずれにしてもB定食はちょっと気の毒な存在なのかもしれません。