SAYURI『You & Night & Whisky ~ウイスキーが、お好きでしょ~』
1.ウイスキーが、お好きでしょ
(作詞:田口俊 作曲:杉真理 編曲:斉藤毅)
2.甘いスキャンダル
(作詞:田口俊 作曲:杉真理 編曲:前田憲男)
3.一瞬の炎
(作詞:森浩美 作曲:林哲司 編曲:前田憲男)
4.あやまらなくていいの
(作詞:田口俊 作曲:杉真理 編曲:羽田健太郎)
5.抱きしめてサンバ
(作詞:森浩美 作曲:林哲司 編曲:前田憲男)
6.余韻
(作詞:田口俊 作曲:杉真理 編曲:前田憲男)
■石川さゆり、1991年の企画アルバム『You & Night & Whisky ~ウイスキーが、お好きでしょ~』。
言わずもがな、ウイスキー「サントリークレスト」のCMソングとして1990年にリリースされたシングルが元になり、制作されたミニアルバム。
その際、演歌ではないとのことで”石川さゆり”の名義ではなく、”SAYURI”の名前でCM時もクレジットがなされたそう。
当時、「サントリークレスト12年」のCMソングとして、≪石川さゆりでJAZZ≫という企画が持ち上がり、そこで作曲で杉真理に白羽の矢が立ったとのことで。
CM曲が思いのほかバズったのでしょうか、その後≪田口俊×杉真理≫チームと≪森浩美×林哲司≫チーム、前田憲男、羽田健太郎によってミニアルバム制作にまで発展。
演歌歌手の出自が、実はジャズシンガーだったということはチョクチョクある話で、石川さゆりさんは違うみたいですが、
演歌歌手とJAZZの相性はその昔から(美空ひばり、ちあきなおみの時代から)そうとうイイことはお墨付きですから。
スロウでメロウなJAZZ、スウィンギンなJAZZを、しっとり、じっとり、うっとりと歌いこなす石川さゆりさん。名・和ジャズ盤。
その後2000年代に入ってからも≪X-Cross-≫シリーズと銘打って、自分よりも二回り近く下の世代と、ロック、ポップスのコラボアルバムもリリースして、しかもその内容も素晴らしいのですから、「津軽海峡冬景色」「天城越え」の演歌歌手というイメージは一旦忘れちまえ!
石川さゆりさんの歌は、演歌であってもポップスであっても、すっきりとした、垢抜けた感じが凄く好印象。
もの凄く "アーバン" を感じる。
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