ただ前を向き 歩き続けることが
簡単だと そう思って歩き出した

伸びる影に気づいた時から
足が重力を知ってしまった
君が手を引いてくれなくなって
孤独がバランスを崩し
地面に倒れ込んだ時から
夢が遠く見えた

何かを責めて晴れるような
想いはやがて
窓を曇らせた

私の部屋はやがて
四方の隔たりに空を閉ざしていく

君に見せたくないものは
元からなかったことにして
隠して泣いた

なぜかは分からないけど
いつものように君には
聞こえていたようだ



誰かが言っていた あの台詞
君の口から流れると
美しく優しく溶けていく

外に連れ出して
今度は手を差し延べてくれなくていい

特別なものは ひとつもいらない

痛みが指先を覆っても
意味なんて見つからなくても
進みたいと思えるんだ



誰かが言っていた あの台詞
君の口から零れると
当然に自然に信じれる

明日に連れ添って
今度は手を差し延べる側でありたい

特別なものは ここにあるすべて

昨日がこの先を塞いでも
意味なんてこじつけなくても
進むことができるんだ



ただ前を向き 歩き続けることは
簡単ではないけど
でも
歩き出すよ




大量生産の列に並んで
決められたルートを流れる
単純作業

晴れることのない天井を
今はもう 嘆くこともない


あるとすれば
小さな企み

動き出すことのない錆びたネジに
手をかけるだけ

そしたらまた
見え透いたゴールは ベルトコンベアの先で両手を広げて
順序通りに与えられる

僕はただ何も考えずに
消耗されるのを待つ
在り来りでもハッピーエンドと呼んでもらえるらしい

だけどちょっと待て
頭の中に
君が残してくれた鍵


頭の中で渦巻きはじめて
それでもまだ踏み出せない


できることと
したいことと
しなきゃいけないことの

そのすべてが
ひとつになってくれたらいいのになぁ


強くても弱くても
考えるだけなら同じだ

希望も願望になっちゃったのかい?



絶対取り上げられることのない僕のちっぽけな人生だとしても
このストーリーの中で
誰かを救うことが
まだできると思っているんだよ

君や社会が僕に意味をくれるから
それだけで生きていける
そう思ってたけど
僕だけで生きる価値を持っていたいんだ

君のために
僕の未来のために

僕はまだ 戦ってないから
僕自身さえ
守ることもできないでいるんだ

ここから始めるよ
本当の光を見るために





見えるものと
見たいものと
見なきゃいけないものの

そのすべてが
ひとつなってくれたらいいのかなぁ


瞑っても開いても
夢を見るだけなら同じだ

期待も妄想になっちゃったのかい?



絶対なんてないけど
きっと取り上げられることのない
僕のちっぽけな人生だとしても
このストーリーの中で
何か見つけられると
まだ僕は信じてみたいんだよ

場所や時間が僕に希望くれるから
それだけで前に行ける
そう思ってたけど
僕だけで創る希望が必要なんだ

笑うために
僕が生きてくために

僕はまだ 創り出してないから
僕自身さえ
壊すこともできないでいるんだ

ここから始めるよ
本当の自分を見つけるために


答えはひとつ。
だから君は行けるんだろ?
まっすぐに




一直線上に並んでるものを指さして
君が言う“Yes”と
僕が言う“No”に
違いがあるとしたら
希望の方向性

犠牲なくしては成立しない幸福を
君は僕に言う
“そんなことはない”
僕は君に言う
“そんなことはない”

否定も肯定も繰り返して僕ら
なにを許したいんだろう?


勇敢な戦士たちが
“止まるな”と叫んだ

優秀な賢者たちが
“時を待て”と囁く


僕が何者だとしても
どこかへ辿り着けるなら



数式のように 確かな答えを選ぶ規定の手段があったとしても
それを僕は 使いこなせそうにないな

だからムダが多いんだとか
世渡りが下手だとか言われるんだ

それを恥じることはないけど


どんなにがんばって自分を貫いてみたって
結局はみんなに正しいと認められなきゃいけないなら

答えはひとつ そういうもんだろ?





紆余曲折を経て出来上がったものを見据え
君が言う“Nice”と
僕が言う“boo”に
違いがないとしたら
意図した影響力

欺瞞なくしては成立しない関係を
君は僕に言う
“信じているから”
僕は君に言う
“信じているから”

希望も絶望も繰り返して僕ら
なにを求めてんだろう?


軽薄な詐欺師たちが
“恐れろ”と叫んだ

敬虔な信者たちが
“恐れるな”と囁く


僕が何者でなくても
なにかに巡り逢えるなら



偏見のように 見ている角度で答えが違うのだったとしたら
それを僕が ひとつにしてもいいのかな

だから優柔不断だけど
真逆の良さも認められるんだよ

胸を張れることじゃないけど


どんなにこっちだとひとつを信じたくても
一方を信じるならもう一方も信じるべきだから

答えはふたつ そういうことだろ?





君が見つけた小さなものを
僕はいらないと言ってきたんだ

君はそれを「勇気」と呼んでくれたけど
僕は君を「勇気」と呼ぶよ



解釈のように 確かな答えを選ぶ規定の手段がないとしたなら
決して誰も答えなど知らない

答えは無限 それでもいいだろ?

君と探しに行こう
答えのない その先へ
誰がなんて言おうと
もうかまわないさ