口は建前
言葉は借り物

真実があるのは
着膨れしたモンスターの核

愚か者よ
ようこそ

空腹の快感を知る者だけが振れる
ダイスゲーム


進むも価値
留まるも価値

そしてそれら全てに価値はない


偽物に罪はない
本物は偽物

変わりゆくものは
回っているに過ぎない



始まることはないだろう
もう 始まっている

終わることもないだろう
もう 終わっている


嘘をつけない世界には本当は作れない


あなたが私の世界から抜け出して
閉ざされた空が広がった

反響した打ち上げ花火に
夢は美しく明けた

感覚がいなくなったのに気付いたのは
何気ない現実


やがて去って行ったひとつ
手を引かれるように
連なった神経が飲み込まれていく


最初からなければ最後もなかったのに



何もかもが拒否するように
逃げ足を速める

引き留める術は見当たらない部屋
散らかる昨日までの跡は
必要性を放棄された

あの日の輝きはいずこ

痛覚があれば戻れる扉
軋むのを抑え 閉めるけど

通過したものが大きすぎる
通過させたものが多すぎる

明日開く眼の先に
願わくば光

衝動のように
眠りとの決別を待った


なぜ分かろうとしたのだろう

なぜ分からなかったのだろう


いつだって結果を求めて
ゴールのテープを切ったら
次の目的地のことばかりで


そしてあなたは大事なものを失っていく

何のための疑問や模索だったのか

あなたにしか知り得ない
貴重なものをまた逃す


手がほどけた瞬間に
戻れない場所を作ったことを知った

いつも手遅れだったから
変な癖がついたんだね


だからまた繰り返す
危険な定義に従って