朝靄 かすかに

失くしたものを包んだ


キミを想う季節の続き

見え透いた答えを拒むだけの日々


メリーゴーランドに乗って逃げ出して ただいま

思い出はオルゴールと共に蘇り
ぜんまいが鈍くなるまで踊っていて



強く願うなら叶う気がして

それでも 夜を告げる鐘の音は知らん顔

今度会えるときは今宵の夢

でも 鍵をかけるから
ここには帰れない


魔法が解けて
すべて消えてしまっても
こんぺいとうのような
甘みが溶け残って


忘れない

忘れられない


混み合う街で
ぶつかる人と
もう二度と会うこともない

短時間で理解を求めても
上辺をなぞるだけ

私を囲う壁が
視界を遮っていく


高い 高い場所に立つ勇気はまだないけど
風船になってしまえたら
ゆっくり飛んでいけるのに
少しだけでも
あなたの手に引き止めてもらえたのに

目の奥に響く
素直な孤独


高い 高い場所に立つ勇気はまだないけど
風船になってしまえたら
ゆっくり飛んでいけるのに
少しだけでも
あなたの傍にいさせてもらえたのに


高い 高い場所に立つ勇気はまだないけど
風船になってしまえたら
ゆっくり飛んでいけるのに
少しだけでも
あなたの手に引き止めてもらえたのに

目の奥に響く
素直な孤独


言葉を残して
春が終わって

記憶が揺らいで
夏が始まる


眠気の奥にあなたが浮かんで
暑さに気付く


回る風に流れていく
花火の音に散っていく



君の夢の中 遊泳してる
どこにも行けない金魚鉢を旋回して

君の夢の中 遊泳してる
どこにも行けないプールを往復しては


君の夢の中 遊泳してる
どこにも行けない金魚鉢を旋回して

君の夢の中 遊泳してる
どこにも行けないプールを…