そして
靴を鳴らせ


つまらない道を駆ける

リズムが刻まれて
近付いていく


誰もいないよ

寂しくないよ

楽しくなるよ


夜の煌めきに惑わされたり

朝のざわめきに押し流されて


私は
忘れてしまうけど


明日の夢で思い出す
無邪気なステップ



ヒミツの話をして

私たちは出会った


密かに抱いてた
小さな歌を知ってる
まだ唄えるよ


そして

靴を鳴らす


また行こう


あなたに会える
大人になりきれず
子供に戻れず

我慢をして
我慢できず

虚しい声だけ
押し殺して


ただひたすら

がむしゃら


求めてるものがわからない

どうしょうもない


正解はない
でも
空白もない


書き殴った
粗削りの鉛筆で

消しゴムのない時間の中で
「それでもいい」
と汚れながら


なぞっては消されて

繰り返し折れて


それでもまだ
書けるはず


なんてことない歌に
励まされて


また走り出す

走り出す


歪な円や線を描いて
汚れながら
誰かや何かに縛れたリズムにタイミングを合わせて
コントロールできるようになったパイロット

その操縦席に
君自身は乗っていない



空を恐れ始めて
君はどこへ飛び立つんだろうか



見上げた場所に行く頃は
届かないものを知るだろう

今その胸にあるものに気付くだろう



晴れ渡り澄み切った

風が吹くうちに

その場所から見渡して

忘れないように

忘れないように