頼り甲斐のあるあなたが好きだった
それこそ 過ちだけど
物語は美しく 現実を汚すように

忍び寄るしなやかな腕
音もなく 暇もなく
ほのかに香る誘惑の風
攫われる無抵抗の秩序

今では過ちだけど



邪な恋愛感情で
戦闘不能さ
それは緻密な計画犯罪
露ほども知らず
飲み込まれて目を開ければ
方向感覚まで奪われてしまうんだ



ダイナマイトでも破壊できない
ふたりを隔てる壁は厚く
そして いつか
脆く砕ける音を子守唄に眠る
午前3時

まるで仕組まれたように
辿り着くは
これみよがしなセキュリティーの包囲
ガラスケースに閉じこもり
予告もない犯行を待つばかり
何に支配を委ねたら
衝動さえ追いつけないほどに
満たされる夜がくるの

終焉の足音に
恐怖する子守唄

虚勢で戯曲を創造する日々

壊れてしまうものは
壊されてゆくもの

作られていくものは
作らずにいられないもの



着地点を失くしても
その声を頼るよ

感情に引き込まれようとも
ここに戻るよ

無意味な昨日も
履き違えてる今日も
混線している明日も
消えはしないよ
すべては蓄積されているんだ
君の鼓動はそうして息づいてる
いま 息をして



何に言葉を委ねたら
少しでも咀嚼される距離感が
生まれくる明日がくるの

再開のサイレンで
躍動が目を覚ます

虚勢も惰性も噛み潰していけ

壊れてしまうものは
意味を問うてる

作られていくものは
意味を与えられ生まれる



明日 帰路を失くしても
この声を辿るよ

衝動に視界が霞んでも
理性懲らすよ

見知らぬ誰かも
確証のない自分も
混迷していくあなたも
消えはしないよ
存続されていくんだ
君の記憶はそうして意義を刻む
いまなら分かる



供給される情報に
満たされることのない事実

排出される情緒は
不安定な地盤の支柱を形成してる

いま 息をして



“前習え”で君たちは
そっちを向いた
僕には未だに分からないままなのに

だって
道がひとつじゃないなら
前なんて決まっちゃいないはずなんだ


棘を持って闘え
切り換えろ 二面性

契約はいつも
コントローラーを持ってく

諦めの社会主義
君は君を閉じ込めた


平和主義が息を潜め
博愛主義は寿命を終えた
純粋無垢な心がまだ生きているなら
その手を伸ばせ



僕らはどこへ
強くなる度に悲しみを知る
痛みを隠せば
少し耐えられるだろうか
今度会えたら
泣いても構わない?
それまではこのまま気付かないふりをしていて



あの時 見えた
確かなもの
今は信じられなくても
覚えているんだ

あの時 逃げた
大事なもの
今は追いかける力が
備わったはずだ



僕らはどこへ
強くなる度に悲しみを知る
痛みを隠せば
少し耐えられるだろうか
今度会えたら
泣いても構わない?
それまではこのまま気付かないふりをしてみる

ふりをしている



“前習え”で君たちは
そっちを向いた
僕には未だに分からないままなのに

だって
道がひとつじゃないなら
前なんて決まっちゃいないはずなんだ