先生の悩みの話 | 所沢の心を豊かにするバイオリン教室 なかたヴァイオリン教室

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絶対にいろいろな先生が悩んでいると信じたい…


レッスンでの曲の終わりどき


これって本当に難しいアセアセ


発表会の曲はね、結果がどうなろうと笑終わりが決まっている


でもレッスンでやる曲ってやろうと思えばいくらでも取り組めるし、


極めようとすれば極めるべきとこはいくらでも出てくるもやもや


だってそれが音楽だから、完成がない芸術だから


とはいえそうも言ってられないから、適度なところで合格にするわけですが、


大人の生徒さん、子どもの生徒さん


発表会に出る方、出ない方


曲の難易度


どれもそれぞれ生徒さんによって違うので、こうなったら合格お祝いという明確な基準はありません




正直発表会の選曲のタイミングで…今終わらないと間に合わないから終わる…ということもある




ノーミスで曲を通して弾ける

音程が外れることなく弾ける


コンクールに出場するようなら、このような厳しさも必要でしょう




音楽的に演奏出来る

ピアノの伴奏を感じながら弾ける


発表会に出るならこれらも普段から意識しておきたいことですよね




自分が満足出来る演奏になるまでやる

楽しんで曲を弾ける


人前で弾くことは目標としていないよ、という方はご自身の満足度を第一に置くこともありますね





いろいろなスタンスでレッスンに通われている方がいらっしゃるので、


私の価値観の押し付けになってしまうとレッスンが苦しいものになってしまううずまき


バイオリンが弾けるようになりたい

上手になりたい


生徒さんはみんなそう思って通ってくださっています


ただその気持ちに濃淡があるのは当然のこと




また子どもの生徒さんだと、保護者の方のお気持ちも気になるところではありますショボーン


「もっと感動するような演奏になるまでレッスンして欲しい」


という保護者の方もいらっしゃるでしょうにっこり


保護者の方と私、保護者の方と生徒さん本人の『完成』のイメージが揃っていないと


「まだこの曲やるのーえー?」ということもスター


そこのミスマッチは出来るだけないようにしたいと思っています




語弊を恐れずに言えば、生徒さんは勉強中ですから、私と同じように弾けるようにはなかなかなりません


偉そうなことを言っていますが、私の演奏だってプロの演奏家たちからすれば拙いものでしょう




だから言葉は悪いけれど妥協は正直ある


けれどそれをどこにするのか、生徒の現状出来るマックスのちょい上を目指すのが一番いいとは分かっていても


弾けなくて本人がイライラしている様子や、

言葉と音を尽くして伝えてもなかなか伝わらない時や、

何度も同じ注意になってしまう時に


私が未熟ゆえ、どうしても「まぁいいか…」と流してしまう時もある悲しい


(相手が大人でも、子どもでも、ねぐすん)


「もっとよくなる」と生徒を信じきれなくて、つい合格にしてしまった時の後味の悪さを何度も味わってきました




まだまだ精進が必要ですグー