広尾学園中学インターAG2024年度英語試験の新傾向の大問3のエッセイの書き方をお伝えします。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 広尾学園中学インターナショナルAGコースの2024年度英語試験の新傾向の大問3のエッセイの書き方について、お伝えします。

帰国子女受験.comの齊藤です。

東京学芸大学附属大泉小学校国際学級の、2024年度帰国子女枠9月編入試験の合格発表が8月19日(月)にありました。

スカイプレッスン受講生、東京学芸大学附属大泉小学校国際学級に合格です!



担当は、九州大学共創学部卒、オランダのユトレヒト大学社会・健康心理学研究修士プログラムに在籍中の出石先生です。

出石先生は、自己PR型の帰国子女枠入試対策と大学の総合選抜型入試対策が得意です。

つまり、願書作成、作文エッセイ指導、面接指導スキルがとても高いのです。

優しくて、生徒さんは男女を問わず好かれていますので、頼りにしているんですよ。^^

さて今回は、広尾学園中学インターナショナルAGコースの、2024年度国際生入試(帰国子女枠入試)の英語エッセイの書き方を、お伝えします。

先日、広尾学園中学インターナショナルAGコースの2024年度国際生入試(帰国子女枠入試)の英語試験内容について記事を書きました。

これまでの広尾学園インターAGの国際生入試/国際生編入試験の英語試験は、以下の出題形式でした。

広尾学園中学インターナショナルAGコース国際生入試英語試験(2019年度帰国子女枠9月編入試験から、2023年度帰国子女枠9月編入試験まで)

・大問1: 物語文の読解問題

・大問2: ポエムの読解問題

・大問3: 「1」の物語と「2」のポエムとの関連性を見つけてエッセイを書く

What connections can you find between the passage and the poem? You should write about common themes, connections to the world live in, and your own personal response.

※2022年度入試から、TOEFL iBTのスコア90以上あれば、英語試験免除申請ができる。

※2023年度入試は、大問3のエッセイテーマの出題形式がマイナーチェンジした。

英語試験の免除を受けずに広尾学園インターAGに合格するためには、英語試験の大問3のエッセイを攻略する必要があります。

ですから、TOEFL iBTで90を取れなかった場合は、「1」の物語と「2」のポエムとの関連性を見つけてエッセイを書く特訓をしてきたのではないでしょうか。

しかし、2024年度入試からエッセイの出題傾向が大きく変わってしまいました。

広尾学園中学インターナショナルAGコース国際生入試英語試験(2024年度帰国子女枠入試~)

・大問3: 「1」の物語と「2」のポエムの内容を参考にして、フィクションを考える。その際は、自身の海外経験をベースにして、自己PRとなるようなフィクションにする。

Write a fictional story inspired by the themes of these two passages.

いきなり、「1」の物語と「2」のポエムの内容を参考にしてフィクションを書きなさいと言われても困りますよね・・・。

そこで、これまで通りの「1」の物語と「2」のポエムとの関連性を見つけてエッセイを書く方法を応用させて、広尾学園中学インターナショナルAGコースの新傾向のエッセイを書く方法をお伝えします。

広尾学園中学インターナショナルAGコースの2024年度国際生入試(帰国子女枠入試)の英語試験内容を、再度確認してみましょう。

1、英語(50分 100点)

・大問1 物語文読解 各5点×6問:

The Haunting Chapter 1 by Margaret Mahy

When, suddenly, on an ordinary Wednesday,から、He would have to believe what it
told him, and it might tell him something terrible.まで(698 words)

・大問2 詩の読解 各5点×6問:

The Superstitious Ghost by Arthur Guiterman

・大問3 英語エッセイ 30点: Write a fictional story inspired by the themes of these two passages. 

※大問1~3においてスペルや句読点や文法が正確な場合は、最大10点の加点措置

まず、大問1の物語文と大問2の詩の内容についてです。

どちらも幽霊に関する内容となっています。

大問1の物語文は、『足音がやってくる』の第1章から出典されています。

タイトルの“The Haunting”は「幽霊がとりつくこと」を意味していて、そのタイトル通り、主人公のバーニーは幽霊にとりつかれます。

幼少の頃、彼は幽霊にとりつかれましたが、その後はとりつかれませんでした。

しかし、再び幽霊に遭遇することになります。

出会った幽霊は4~5歳の小さな子どもの形をしていて、顔色は奇妙に青ざめていて、髪は金髪の巻き毛をしています。

そして、微笑みながら、しゃがれた声で、「バーナビーが死んだ!」とまったく同じように繰り返します。

バーニーはこの幽霊の様子を見て、恐怖に感じます。

大問2のポエムは、アーサー・ギターマンの“The Superstitious Ghost”です。



このポエムの朗読を確認すると、いっそう理解が深まります。

・I'm such a quiet little ghost, demure and inoffensive.
・私はとても静かで、小さくて、控えめで、無害な幽霊です。

・Each dawn I cower down in bed, in every brightness seeing that weird, uncanny form of dread.
・いつも夜が明けると、ベッドの中で私(幽霊)は恐怖で身体を縮めながら、明るい場所にいるその奇妙で不気味な形をした恐怖(人間)を見ています。


通常、幽霊は人から恐れられる存在ですが、このポエムに登場するのは人を恐れている幽霊です。

そして、大問1の物語では幽霊の形状が示されていて、大問2では人間の形状が示されています。

大問1の物語文

・A figure was slowly forming out of the air.
・人間の形がゆっくりと空中から現れていた。

・But then Mantis had taken time to become solid and Ghost had always been dim and smoky.
・しかし、カマキリ(バーニーが昔とりつかれていた幽霊のこと)が厚みのある身体になるのには時間がかかった。そして、幽霊(カマキリとは別の幽霊)はいつもぼんやりした感じで煙のようだった。

大問2のポエム

・He says they do not glide like us, but walk in eerie paces.
・彼ら(人間たち)は私たち(幽霊)のように空を飛ばずに不気味なペースで歩くと、彼(幽霊のウィリー・スプーク)は言います。

・They're solid, not diaphanous, with arms and legs and faces.
・彼ら(人間たち)にはしっかりとした形があり、透けていなくて、しかも、腕も脚も顔もあるのだ。

幽霊は宙に浮き、形状がはっきりしないので気味が悪いですよね。

しかし、しっかりとした固体で地上を歩いて移動する人間のことを、ポエムの主人公の幽霊は怖がっています。

次に、大問3のエッセイの書き方です。

以前は、以下のエッセイテーマが出題されていました。

広尾学園中学インターナショナルAGコース国際生入試英語試験(2019年度帰国子女枠9月編入試験~2023年度帰国子女枠9月編入試験) 大問3 エッセイテーマ

What connections can you find between the passage and the poem? You should write about common themes, connections to the world live in, and your own personal response.

書くべきこと

1、物語文とポエムの共通点について述べる

2、世界や社会との関連性について、そして自身の経験をもとに意見を述べる

広尾学園インターAGの大問3のエッセイに備えて、「1」と「2」を組み込んで書く練習をしてきたと思います。

2024年度入試から出題傾向が変わりましたが、これまで通りの対策をしている帰国生も多いのではないかと、私は思います。


大丈夫です。

これまでの書き方を活かせば良いのです。^^

広尾学園中学インターナショナルAGコース国際生入試英語試験(2024年度国際生入試) 大問3 エッセイテーマ

Write a fictional story inspired by the themes of these two passages.

「1」の物語と「2」のポエムの内容を参考にして、フィクションを考える。その際は、自身の海外経験をベースにして、自己PRとなるようなフィクションにする。

書くべきこと

1、これまでと同じように、物語文とポエムの共通点を見つける: 共通点に基づいてまとまりのあるフィクションにする。

2、自分はその共通点に影響を受けたということにして、自分も海外で同じような経験があったことにする: 自身の経験をそのまま使うのではなく、フィクションを作る。

3、物語とポエムの中に記載されている特徴的な内容をできるだけ使う: 物語とポエムを参考にしていることをアピールする。

自分の海外経験と物語とポエムの内容を組み合わせてフィクションを考えるということは、想像力の証明になるので、自己PRになるんですよ。

最後に、大問3の新傾向のエッセイのお手本を、イギリスの生徒さんに向けて書きます。

参考にしてみてくださいね。

イントロダクション

少年はイギリスのロンドンにある『ハリーポッター』の魔法学校のような古い現地校に5年間通っています。

そして、その学校で幽霊に出会うような経験をしました。

実際には、幽霊ではなく、人間の先生です。

先生は、奇妙で、生徒たちを恐れていました。

ボディ1

現地校には、あだ名が「幽霊」とされている歴史の先生がいます。

小柄で、顔は奇妙に青ざめていて、金髪で巻き毛です。

いつも大きな服を着ているので、痩せているのか、太っているのか、体型がよく分かりません。

そして、しわがれた声で、微笑みながら、同じことを繰り返します。

先日の授業では、「100年戦争とは!」と、同じ口調で、何度も繰り返していました。

こういった先生なので、生徒たちからは奇妙だと思われていますし、先生に向かって気持ち悪いと言う生徒もいます。

ボディ2

この「幽霊」先生は見た目や話し方は奇妙ですが、実は、怖くありません。

むしろ、生徒のことを怖がっています。

少年も怖かったのですが、勇気をもって先生に話しかけてみました。

そうしたら、少年に色んなことを話してくれました。

先生は、自分の小柄なのに対して、生徒たちの体型がしっかりしていることを気にしています。

また、先生は、生徒たちが自分のことを気持ち悪いと言っていることにも気付いています。

そのことが恐怖で、眠るときにベッドで身を縮めることもあるそうです。

コンクルージョン

少年の学校の先生のように、幽霊は怖がられているけど、本当なそんなに怖くないのかもしれません。

見た目や話し方だけでは分かりません。

広尾学園に入学して、たとえば、奇妙に感じたり、怖いと思ってしまったりしても、積極的に話しかけてみたら良いと思います。

たとえば上記のように書くと良いですよね。

フィクションは、通常のエッセイの型で書けばバッチリですからね!

ただし、フィクションなので主語は「私」ではなく、他の誰かにしてください。


広尾学園中学AGコースを受験するみなさん、英語エッセイの練習を頑張ってくださいね。^^

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今回は、サレジアン国際中学の英語エッセイについて、お伝えします。

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