東京都現代美術館『翻訳できない わたしの言葉』展が東京都立国際高校の帰国子女枠入試に役立ちます。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 東京都現代美術館の『翻訳できない わたしの言葉』展が、東京都立国際高校国際学科の帰国子女枠入試の作文エッセイの内容に、「明暗」を加えて魅力的にするために役立ちます。

帰国子女受験.comの齊藤です。

東京都立白鷗高等学校附属中学校の、2024年度帰国子女枠入試の合格発表が1月31日(火)にありました。

スカイプレッスン受講生、東京都立白鷗高等学校附属中学校に4名合格です!

担当は、北海道大学医学部の田中先生です。



田中先生は、中学受験と高校受験では、一般入試と帰国枠入試の両方を指導できます。

中学受験を経験しているので、特に中学受験算数の指導が得意なんですよ。

さて今回は、自己PR型の帰国子女枠入試のエッセイや活動実績について、お伝えします。

自己PR型の帰国子女枠入試には、出題されやすい作文エッセイテーマや、定番の願書項目があります。

国際基督教大学高校(ICHHS) 自己PRカード(願書)

・項目2、海外生活を通して学んだこと

東京学芸大学附属国際中等教育学校 2020年4月入学基礎日本語作文

・今までで一番大変だったことは何ですか。読む人がわかるように書きなさい。

東京立国際高校国際学科 2023年度9月入学作文エッセイ

・あなたは、日本と異なる文化圏で身に付けた他者とのコミュニケーション力を、高校生活でどのように生かしていきたいと思いますか。理由や例を挙げて、あなたの考えを述べなさい。

たとえば、上記がそうです。

特に、東京都立国際高校国際学科では、上記のような「問い」が作文エッセイテーマが出題されやすいですよね。

さて、これら3つの「問い」には、「海外生活を通して得られたスキル。そして、そのスキルから得られた気付きや学び」が共通しています。

ですから、帰国生のみなさんはこれらの作文エッセイテーマと願書項目を見たときに、「海外生活で英語を苦労して身に付けた経験」を思いつくのではないでしょうか。

「海外生活で英語を苦労して身に付けた経験」の流れ

・海外に住み始めた頃はまったく英語が分からなかったので、授業は分からず、友だちもできなかった。

・この状況がとても辛かった。このままではいけないと思ったので、英語を猛勉強して、クラスメイトに積極的に話しかけるようにした。

・最初は上手く話せなかったし、クラスメイトの話していることもあまり分からなかったが、毎日継続することで意思疎通ができるようになっていった。何より、自分が下手でもクラスメイトは一生懸命聞いてくれることに気付いた。

・その結果、英語力が向上して英検準1級を取得した。友だちもたくさんできた。そして、学校で最も努力した生徒として表彰された。

・コミュニケーションの向上によって得られる情報量が増え、視野が広がり、自分とは違う人たちの価値観も知ることができた。

・これらの経験から、大変な経験や辛い経験は自身を成長できるチャンスだと確信した。また、努力は報われることも確信した。

・海外で培った英語力と英語でのコミュニケーション力を生かして海外で活躍したい。そのために、中学高校では英語力にもっと磨きをかけたい。

そして、上記のような内容を書きたいと思うのではないでしょうか。

海外生活を通して、一生懸命努力して英語力とコミュニケーション力を高めたのは間違いないですし、同時に、自分が知らなかった価値観や文化なども得られたはずです。

ですから、上記の内容を書いても良いのですが、気を付けないと、他の帰国生とそっくりで単調な内容になります。

他の帰国生とそっくりで単調な「海外生活で英語を苦労して身に付けた経験」の流れ

1、英語でのコミュニケーションが全然できなかったので、最初は辛かった。

※「1」: 苦しかった経験をやたら長くコッテリ書いている(演歌調)

2、メチャクチャ努力した。

※「2」: 努力した内容は何故か具体的には書いていない

3、できるようになったので、将来は〇〇になりたい。そして、このコミュニケーションスキルを将来活かすために、入学後は頑張りたい。

※「3」: 「今ではすっかり超絶できるようになった!」的にに書いている

気を付けないと、上記のような内容になりやすいです。

「1」~「3」の流れで書くのは正しいです。

この流れは、「神フレーム」になっています。


海外で英語でコミュニケーションができなければ、確かに辛いです。

しかし、この理由だけで、「こんなんじゃ嫌だ!こうなったら、フルスロットルで英語学習を頑張るぞ!」と思えるぐらいのスイッチが入ったのでしょうか。

また、英語力が一定レベルを超えられたことで、むしろ「自分の足りていない部分」や「自分が解決すべき課題」に気付くことはなかったのでしょうか。

デキる帰国生の「海外生活で英語を苦労して身に付けた経験」の流れ

1、英語でのコミュニケーションが全然できなかったので、最初は辛かった。

2、□□や☆☆によって強烈なショックを受けて、猛烈にやる気になった。

※「2」: ターニングポイント

3、メチャクチャ努力した。具体的には、・・・。

4、以前と比べて、英語でのコミュニケーションが相当できるようになったし、この向上によって自分の△△や★★が変わった。海外生活が充実して楽しくなった。しかし、自分の課題も見つかった。

※「4」: ビフォー・アフターのアフター、ネガティブな感情やまだ至らない点

5、将来は〇〇になりたい。そのためには、英語でのコミュニケーションスキルが必須だが、活かせるレベルにはまだ達していないし、自分の課題も解決したいので、中学高校入学後はもっと頑張って向上させたい。

・「ターニングポイント」が魅力的
・「ビフォー・アフターのアフター」が魅力的
・「ネガティブな感情」や「まだ至らない点」も魅力的


自己分析と表現力が必要です。

表現力とは絵画と同じで、願書や作文エッセイを魅力的に見せるには「明暗」が必要なのです。

そこで、自己PR型の帰国子女枠入試において、「明暗」を加えて、自身の作文エッセイや活動実績を魅力的にしたい帰国生のみなさんに、アドバイスをします。






東京都現代美術館の『翻訳できない わたしの言葉』展が、「明暗」の参考になります。

この展示のコンセプトです。

『翻訳できない わたしの言葉』のHPから抜粋します。

言葉や思いをそのまま受けとることから

世界には様々な言語があり、一つの言語の中にも、方言や世代・経験による語彙・文法の違いなど、無数の豊かなバリエーションがあります。

話す相手や場に応じて、仲間同士や家族だけで通じる言葉を使ったり、他言語を使ったりと、複数の言葉を使い分ける人もいるでしょう。

言葉にしなくても伝わる思いもあります。

それらはすべて、個人の中にこれまで蓄積されてきた経験の総体から生まれる「わたしの言葉」です。


他言語を学ぶことでその言語を生み出した人々の文化や歴史に触れるように、誰かのことを知ることは、その人の「わたしの言葉」を、別の言葉に置き換えることなくそのまま受けとろうとすることから始まるのではないでしょうか。

この展覧会では、ユニ・ホン・シャープ、マユンキキ、南雲麻衣、新井英夫、金仁淑の5人のアーティストの作品を紹介します。

彼らの作品は、みんなが同じ言語を話しているようにみえる社会に、異なる言語があることや、同じ言語の中にある違いに、解像度をあげ目を凝らそうとするものです。

第一言語ではない言葉の発音がうまくできない様子を表現した作品や、最初に習得した言語の他に本来なら得られたかもしれない言語がある状況について語る作品、言葉が通じない相手の目をじっと見つめる作品、そして小さい声を聞き逃さないように耳を澄ませる体験などを通して、この展覧会では、鑑賞者一人ひとりが自分とは異なる誰かの「わたしの言葉」、そして自分自身の「わたしの言葉」を大切に思う機会を提示したいと思います。

どの展示も素晴らしいです。

各展示で語られているメッセージは、帰国生に向けて書かれた訳ではないと思います。

しかし、ビックリするぐらい、海外でコミュニケーションに苦しむ帰国生の心の内を代弁してくれていますよ。

・ユニ・ホン・シャープ: フランス語の発音が上手くできないことで、認めてもらえない経験について

・マユンキキ: 言葉をめぐる対話2イタカㇱ(itak=as)かのこと: 英語の通訳をできるレベルにはあるが、英語に対してコンプレックスもあるという気持ちについて

上記の2つの展示は、自己PR型の帰国子女枠入試の作文エッセイや願書を魅力的にするために役立ちますよ。

参考にしてみてくださいね。

ところで、自己PR型の帰国子女枠入試の作文エッセイや願書を魅力的にするためのサポートが必要な場合は、帰国子女受験.comまでご連絡ください。

直近では、こちらのサポートが帰国生のお役に立てますよ。


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今回は、広尾学園中学インターナショナルAGコースの、2024年度国際生入試(帰国子女枠入試)の英語エッセイの書き方を、お伝えします。

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