海外から、公立高校と私立のどちらを受験したらよいか、迷っている場合は、参考にしてください。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 海外から、公立高校と私立のどちらを受験したらよいか、迷っている場合は、参考にしてください。


海外駐在員専門コンサルタントの齊藤です。

今回は、海外から公立高校を受験するときの手順について、お伝えします。

スカイプで、受験校のご相談を受けています。

・帰国先に、私立高校がほとんどない場合
・県下の公立高校ほぼすべてに、帰国枠がある場合
・行きたい公立に、帰国枠がある場合
・帰国枠に関係なく、行きたい公立がある場合

こういう場合は、迷わず公立を第一志望にするといいですよね。

ところで公立は、受験するための手続きがありますし、通うためには条件を満たす必要があります。

また、私立よりも規定が細かかったり、受験日が遅かったりします。

ですから不安になって、帰国先の私立が充実している場合、たとえば神奈川県や大阪府などに帰る場合は、公立と私立のどちらを受験していくか、迷ってしまうようです。

そこで今回は、公立高校を受験していくための、必要な手順、受験までの流れについて、お伝えします。受験直前に慌てないように、準備をしてくださいね。

大阪府の公立を例に説明をします。2013年度の帰国枠入試は2月20日(水)です。この日程の試験のことを、前期入学者選抜といいます。

前期では、帰国枠入試のほかに、理数科、文理学科などの、普通科以外の試験も行われます。一方普通科の試験、後期選抜は、3月11日(月)です。

では、前期の帰国入試を受験するとして、考えてみましょう。

前期の出願は、2月13日(水)と14日(木)、後期は、3月4日(月)と5日(火)です。ちなみにどちらも、郵送による出願ができません。

以下が、帰国枠受験者の出願に必要な書類です。2/13までに準備します。

・志願書
・外国の在留期間及び帰国時期を証明する資料(海外在留証明書)
・入学検定料納付証明書
・承認書

海外在留証明書は、会社に準備してもらいます。納付証明書は、銀行で買います。そして承認書は、教育委員会から出してもらいます。

承認書とは、大阪府に住んでいない生徒が、大阪の公立を受験するための許可書です。この承認書をもらうために、教育委員会へ2回出向きます。

1回目は、1月8日(火)~21日(月)の間です。公立高等学校入学志願特別事情申請書をもらってください。訪問の際、いくつか質問されます。

そして2回目は、1月22日(火)から2月4日(月)の間です。そのときに2つ書類を提出します。

・記入した、公立高等学校入学志願特別事情申請書
・会社で準備してもらった、海外在留証明書

この2つの書類にミスがなければ、その場で承認書を出してもらえます。ミスがあった場合は、修正がもとめられます。

では、帰国入試までの流れを、もう一度確認しましょう。

・1/8~21、保護者の方が、第1回目教育委員会訪問
・1/22~2/4、保護者の方が、第2回目教育委員会訪問
・2/13~14、出願
・2/20、前期試験
・2/26、合格発表

ということは、1月20日前後に帰国して、教育委員会を2回訪問することになりますよね。それまでに、海外在留証明書を作ってもらう必要があります。

また、お母さんが帰国する場合は、その間の食事の準備などを、考えておく必要がありますよね。さらに前期と後期をダブルで受ける場合は?

公立入試の準備について、段々イメージができてきましたでしょうか?

ご帰国先の公立入試の受験準備について、ご質問がある場合は、スカイプでご説明しますので、ご連絡くださいね。