「いったいどうしたらいいの?」
二人が激しくぶつかる中で小谷は決心がつかずにいた。
近くの岩影から二人の様子をながめた。
突然山田の声が聞こえて小谷は目をやると
そこには膝をついた山田にさくらが光を纏った剣を向けていた。
「菜々!」
小谷の叫びに山田は一瞬向くと小さく頷くと
視線を戻した。
さくらの呪文と共に光の波動が放たれた
「もう…終いやな…」
山田はゆっくりと目を閉じた。
その時目の前で叫び声が聞こえた
目を開けると
光の波動の前に立った小谷が目に入った
「りぽぽ!」
波動がりぽぽに直撃した。
小谷は魔法の壁をつくり防いだが、
すぐに崩れ去った。
「ゆ、ゆるせん!」
山田は唇を噛み締めると立ち上がろうとしたが、立つ事ができなかった。
「く、くそー!」
山田の視線の先には、ゆっくりと近づくさくらの姿だった。
「山田菜々さん…さようなら…」
覚悟を決めた時だった。