優子は木の陰で、青々とした芝の上に寝そべっていた。となりには魔導馬のコリンがいる。
心地よい風にあたりながらウトウトとしていた時だった。
「誰だ!?」
優子が口を開いた。いつもの感じではなく、殺気のこもった低い声だ、ゆっくりと立ち上がるとあたりを見渡した。
「優子~さん」
だが、目の前に現れた人物を見て優子は驚いた顔を見せた
目の前には泥まみれでボロボロな服装のまるで乞食といっても過言ではないやつがいたからだ
しかし、顔を見た瞬間優子は笑った声をあげて爆笑していた
「なんで、笑うんですか~?」
「いやいや、わりぃ、わりぃ!?」
笑顔で接していた優子であったが次の瞬間その表情も一変した。
バタッ!という音と共に乞食が気を失ったのである。
「おい!どうした?」
優子は乞食の体をゆらすすると手についた血を見て優子はすぐに乞食を担ぎ上げるとコリンにのると
館に向けて走り出した。
「指原....もう少しの辛抱だ」
しかし、指原の様子をたしかめて、気持ちが沈んだやはり、一番恐れていた予想が、当たってしまった。
ダメだ、指原を死なせてはダメだぁ
優子は手綱を強く握ると駆け上がったそして、目を閉じるとある言葉を口にした
神速!
空中で優子の姿は霧に包まれると同時に変化した。
意識を集中させると優子は神速で進んだ目にも止まらぬ速さで平野をかけていく右手で手綱を左でとわきで指原を支えながら
「意識がもどったらたくさん聞かせてもらうから覚悟しとけよ!私は、病人でも容赦しないからな」
優子はにやっと笑いながら駆け込んだ