目の前に迫る巨大な光の波動、私の体はもう動くことができなかった。
「みんな、さようなら」
私がそっと目を閉じる
「ゆきりん!」
突然誰かに名前を呼ばれた
目を開けると誰かが、背を向けて私の目の前に立っていた。
謎の人物は光の波動を槍ではねのけた。
波動は進行を空に向かっていき空中で爆発した。
「さえ、ちゃん?」
薄れゆく意識の中で確かにそこにいたのはさえちゃんだった。
私はその姿を見て少しだけ安心してしまった。
「さて、まゆゆ~!続きは私とやろうか!」
座り込む柏木の前に立つようにして宮澤がまゆゆに刃を向ける
「ふふ、あははははは!。ここで、宮澤さんが現れるなんて、出来すぎですよ。」
笑いながら語るまゆを見て宮澤も笑い返す。
「もちろん、出来すぎてるね!、だけど、これ以上ゆきりんは傷つけさせないよ
宮澤の表情を見てまゆゆはうっすらと笑を浮かべると再度棒を構えなおす。
その時地面にポツポツと雨が降り始めた。
上空に黒い雲が広がり雷も鳴るようになっていた。
「いくよ!まゆ!」
宮澤が前に出るとまゆゆも同時に前に出た。
宮澤は槍でまゆを突くしかし、まゆゆはそれを棒で弾くその時一瞬宮澤がバランスを崩した。
するとまゆの棒が宮澤の脇腹に食い込んだよろめいた隙に腹に向かって突くと
宮澤は後ろに吹き飛ばされた。
空中で体を回転させて地面に着地すると宮澤はニカッと笑った。
「なかなかやるね~」
「そうですか?私は少し残念です」
「うん?」
「あなたのことを過大評価していたみたいです。」
「なんて?」
「弱すぎて退屈なんですよ!」
その声を聞いて宮澤は再びまゆに向かって走り始めた
「ふっ、すぐに頭に血が登るちょろいもんです。」
まゆが再び宮澤に攻撃を繰り出そうとした時だった。
突然体が宙に飛ばされた
「これはいったい?」
すると空中で宮澤の姿が視界に入った。上空から宮澤の鋭い槍が迫ってきた
それをぎりぎりで受けると。
そのまま地面に叩きつけられた。
地面には大きな穴が空いていた。
「これで、終わりだ!」
宮澤はやりをまゆに向けるとそのまま突き下ろそうとした時だった。
「くらええええええええ!」
「しまった!」
まゆは馬乗りになった宮澤に波動を放った。
「くあぁぁぁぁ!」
左右の手をクロスさせて防御をとったがすぐに打ち破られて宮澤の体は大きく飛ぶと隣の建物を突き破ってさらに奥の建物まで吹き飛ばされた。
「さ、さえちゃん!」
心配する柏木を横目にまゆゆは柏木の前に立った。
その目はとても輝いていた。
「さよなら、ゆきりん、もう会うこともないね」
柏木そんなまゆゆの目をじっと見ていた。
「悔しい、ここで終わるなんて」
体の中から怒りがこみ上げていた、私は、甘かったんだこの甘さがまゆをこうさせてしまったんだと
動けない柏木に向けてまゆは右手を構えた
ドスン!
ブシャア!
「な!?」
次の瞬間柏木の目に入ったのは体に矢が突き刺さったまゆの姿だった。