「それ、使うの?」
ともちんが私の持っていた青い鞘の剣を見て言った
「うん、これはともの家に伝わる大事なものだから」
「ふ~ん」
ともちんはそっけなく答えると、私の肩軽くに手をのせた。
「それじゃ、チュウ、西の国境の事は、任せたよ、後、辛かったら、帰ってきてもいいんだから、会いたくなったら、いつでも来なよ」
「心配しなくても、大丈夫」
私は笑顔で言うと、魔狼にのると、西の国境に向かって走り出した。
夜、西の国境近くの野原に出た。
しばらく進むと丘の上に中規模な門が見えてきた。
門の前につくと大きな音ともに門が開くと責任者が迎えてくれた。
あいさつもそこそこに中に入ると。
すぐに門が閉められた。
街の中は完全武装の兵士が行き交っていた。
私は、中に入ると魔狼を収め責任者にこう告げた。
「これから、非常警戒態勢に入るから」
櫓の上の鐘が響き渡ると完全武装の兵隊が集まった。
国境にいる数を合わせれば1万人
「これで大丈夫」
私は、作戦を第二段階に移すべく指示を出す。
「ごめん、ともちん、命に背いて、だけど、責任はともがとるから、怒んないでね」
国境周辺に部隊を展開させおえると
私は、公国の領土に潜入した。
「待っててね、今、ともが駆けつけるから!」
潜入に成功すると私は、薄暗い地下道をゆっくりと進んでいくと上から光が見えてきた。
地面を軽く蹴って部屋に潜入した。もちろん途中いた見張りには眠ってもらった。
門番から鍵を奪うと私は、まゆのいる地下牢の前についた。
「まゆちゃん?」
すると牢の中の黒い影がこちらを向いた。
私の顔をみてその影はゆっくりと近づいてきた。
「河西さん?」
まゆは駆け寄ると鉄格子をつかみながら私を見ていた。
「河西さん!あの、あの」
「わかってる、わかってる!」
まゆの声を遮るようにして私は、鍵を差し込んで牢を開けると、まゆはゆっくりと出てきた。
「ありがとうございます!これで、また、自由に」
「ねぇ?まゆちゃん?」
「はい?」
私は、あのあと地上に戻りある宿の上からその様子を覗いている。
まゆは剣を握ってある建物に入っていった。
そう、ゆきりんのいる建物に
「さて、少し寝ようかな?少し疲れちゃったし」
私はベットに入ると、ファニーを扉の前にたたせたいざという場合に私を助けてもらうために。
「ゆきりん!覚悟」
私は夢を見ているのだろうか?私の前にはまゆがいる剣を握って私を襲ってきている。
まゆの剣を椅子で弾いても私は、剣を構えなかった。
「まゆ!やめて!」
しかし、私の声はまゆに届かない
「あはははは、ゆきりん!死んじゃえよ!」
まゆは地面を蹴ると再び私に剣をふり下ろそうとした。