「ぴーやしっかりして!」
明日香が倒れた指原を抱き起こす
「指原は…ただ…ただ…」
意識を失って明日香の腕のなかで眠った
「さあ…ゆい…くわしく話を聞こうか…」
高橋は剣を突きつけながら横山に詰め寄る
しかし、横山は下を向いたまま何も語ろうとしなかった
それを見て高橋は剣を終うと
もう一度話をした
「ゆい…頼む…力になりたいんだ…」
高橋の言葉に横山は下を向いた状態から立ち上がると口を開いた
「実は…」
横山はくわしく話をしたそしてある少女が闇に落ちた事も
次の瞬間だった
「まゆは闇に落ちていない!」
振り返ると
睨みつけるような顔でゆきりんが近づいてきた
「ゆきりんおちついて!」
明日香が素早くゆきりんを手で抑えにかかる
「なにいってはるんや…わては事実を話しただけや」
その時突然茂みから音が聞こえた
その音に三人は警戒していた
「誰かが…来る…」
たかみなの言葉に三人は剣に手をかざす
すると茂みから誰かが出てきた
それを見た瞬間明日香とゆきりんは一斉に口を開いた
「あきちゃ!」
棒をつきながらフラフラと歩いてあきちゃが現れた
それを見た瞬間二人は剣を抜くと構えた
しかし、様子がおかしい
丸腰で傷ついていた
「ゆきりん…明日香ちゃん…助けてくれる…」
そのままうつ伏せに倒れたあきちゃを見て二人は剣を終うとすぐに駆けつけた
「あきちゃ…」
その時だった
「うっ…体が…うごかない…」
「あきちゃにはめられたか!」
すると突然バタッと誰かが倒れた音が聞こえた。
「横山か…それとも…」
二人は緊張で息を呑んだ
「どちらもハズレですよ」
目の前にまゆが現れ二人の前に立ち尽くす
すると体が動くようになり
二人はすぐに剣を抜くと構えた
「まゆ…それを返して!」
「いやですよ」
まゆはたかみなの剣を抜くと構えた
ゆきりんは剣を両手で構える
「震えてますけど?大丈夫ですか?」
「うるさいなぁ!来ないならこっちから行くよ!」
その時だった
「待って!ゆきりん!」
振り返るとそこには倒れた三人がいた
指原と横山そして高橋
「たかみなさん…しっかりして!」
「今は…だめだ…」
明日香が声をかけるとたかみなは明日香の袖を掴むと何かを口ずさんだ
その時明日香の後ろから金属音が聞こえた振り返るとそこでは
ゆきりんとまゆがぶつかっていた
必死なゆきりんにたいしまゆは軽くあしらうように余裕でいた
「まゆ!ふざけるのもいいかげんに!」
ゆきりんの声にまゆは一旦後ろに下がると口を開いた
「うるさいんだよ…ゆきりん…」
「まゆ…ちゃん?」
困惑していると
まゆは
首のペンダントをとると息をかけた
ペンダントの真ん中が光るとまゆはペンダントを頭上にあげると二回転半回した
すると
光の輪が現れ次の瞬間まゆに鎧が召喚された
「始めての鎧召喚がこれほどとは!
まさしくやびゃぁーです…」
するとゆきりんは目を鋭くすると
剣を上にあげると光の輪が出現した
そのまま剣を振り下ろした
ゆきりんに鎧が召喚されまゆに対峙した
「二人とも!こっちに移動するよ!」
すると明日香は高橋と指原を移動させると鎧召喚してゆきりんの後ろに立った
「まだ…私もやれるよ…」
その声に三人は振り向くと
そこにはふらふらになりながらもたちあがる高橋がいた
「たかみなさん!」
「そのまえに…おい…指原…起きろ…まだ…やれるだろう」
高橋は横にいた指原体を足で蹴ると
指原はゆっくりと顔を挙げた
「指原…休んじゃだめ?」
「早く!」
「は…はい」
高橋と指原は鎧召喚して二人に合流した
「4対1ですか…そんなに私が怖いですか…」
すると四人口を開いた
「暗黒騎士…息の根を止めてやる!」
「まゆちゃん…私が目を覚まさせてあげるからね」
「総監督として…ここは見過ごせない」
「えと…まゆさん…あの…やっぱり指原には無理だよー」
四人はそれぞれ武器を構えたその時だった
「ふふ…みなさん…本当に単純ですね」
まゆは突然上空に飛ぶと
剣を振り下ろした
暗黒の光が地面に直撃し
四人は手で目を覆うと
そこには黒いアルパカのぬいぐるみが現れた
「なに…これ?」
その時だった
突然ゆきりんの鎧が解除され…ぬいぐるみに吸収された
「ゆきりん!」
明日香が口を開くと
明日香の鎧も解除された
「うそ…」
アルパカのぬいぐるみが四人の鎧を吸収すると
そのまままゆの手元に戻っていった
「これで…あなたたちに勝ち目はありません…ではこの辺で…お別れですかね」
するとまゆは剣を水平にして前に向けると手をかざした
「はあー!」
剣を炎を纏わせるとそのまま下から上に回すとまゆの体を渦の炎が潜り抜けた
そのまま剣を二回振り下ろすと目の前にバツ印が出来ると
まゆは口を開いた
「灰となってもらいます」
「喰らえ!私の怒りの刃」
まゆは手を握ると前に向けた
すると光の光線が四人に向かっていった
「もう…だめだぁ…」
指原の言葉に誰もが覚悟を決めた時だった
突然四人の前に一人の人物が現れた
それを見て四人は口を開いた
「ゆい!」
「みなさん!うちが時間稼ぎます!はよ逃げて下さい!」
次の瞬間横山の体にまゆのこうげきが当たり膝をついた
「こんな…攻撃…全然…効かへんわ」
横山が立ち上がった時だった
ドズッと言う音が辺りに響き渡る
横山が下をみると体に矢が刺さっていた
「なんや?…これ…」
横山が前を向くとまゆが笑っていたのが視界に入った
「その矢には毒が入ってます…」
「…なんやと…ウッ!」
横山が立ち上がろうとしたがそのまま前のめりに倒れてしまった
「ゆい!」
そんな横山に四人は詰め寄る
声をかけるなか
明日香は剣をまゆに向けたまま三人を背にして構えていた
「次で…さようならですね…」
まゆは再び剣を上げた時だった
突然まゆの足元に矢が刺さった
それに目を取られたのか
次の瞬間まゆの体を矢が貫いた
その姿に四人が驚いていた
矢をはなった人物を見て四人は声を上げた
「ともちん!さん」
遠くの丘から板野が弓を構えていた
するとまゆは手で矢を抜くとそれを投げ返した
矢は板野でなく明日香に向かっていく
不意をつかれた明日香が目を閉じた
その時矢を弾く音が聞こえた
明日香が目を開けるとそこには髪をひとつにまとめた女性が立っていた
「ありがとう」
明日香が口を開くと
女性から返事が帰ってきた
「ううん…お礼を言うのは…ともの方だよ…ありがとう…明日香…レオを倒してくれて…それからごむんね…勘違いで襲ったりして…」
「チュウちゃん」
河西が笑顔を見せると明日香も笑った
それを見て河西はすぐにまゆに視線を向けると睨みつけた
「どいつもこいつも…本当に…ウザいですかね」
まゆは矢を抜くとそれを地面に捨てた
その身体は全く無傷だった
次の瞬間まゆは再び技を放とうとした
それを見て高橋たちが構えた時だった
突然目の前に巨大なウサギが現れた
その姿に見惚れていると
声が聞こえた
「あ~ちげーよ、そう!そいつ!一発かましてやれ」
声が聞こえたが姿はない
すると巨大なウサギがまゆに視線を向けると
口を開くと口から衝撃波を放った
巨大な光線がまゆに向かう
まゆは防御の態勢に入るが防御できずに体に受けると
後ろに後ずさった
「うぅぅぅぅ…」
体が痛くて耐えきれない痛みに襲われたまゆは必死にふらつきながら耐えようとして
再び剣をゆっくり上に上げた時だった
「うぐっ…なぜ!」
鎧が解除されまゆは後ろにゆっくりと倒れた
「やった!」
高橋が叫び
「暗黒騎士を」
「倒した!」
明日香と指原が叫び
みんなが安堵した時だった
突然ゲートが現れだした
それを見て六人は座り込んだ
「なんていう勢いなんだ!」
高橋が口を開いた
その時だった
体を抑えながらまゆが立ち上がると口を開いた
「みなさん…鎧を返して欲しければ…追ってくるがいい…追えるならばの話ですが」
まゆはゲートに飛び込むとゲートが閉まりだした
「まゆ!逃がさないんだから!」
ゆきりんが走り出して
ゲートに飛び込もうとした時だった寸前でゲートが閉まり
ゆきりんは体を汚しただけだった
「く…悔しい!」
ゆきりんの声が辺りに響いた