お互いに剣を交えたため激しく火花が散っていた
「何て力なの…!」
明日香は河西の容赦ない斬撃を必死に受けていた。
「アヒャヒャヒャ明日香どうしたの?
ともを倒さないと先に進めないよ?」
河西は笑顔で容赦ない攻撃を仕掛けていた。
「隙あり…」
河西は明日香の体を蹴った
明日香は体が中に浮いた
河西は明日香をさらに蹴り飛ばした
明日香はまるでボールのように勢いよく吹っ飛んだ
明日香は地面に激しく叩きつけられ
うつ伏せのままピクリと動かなかった
河西はゆっくりと明日香に近づきはじ
めた
「フライングゲット~僕は一足先に」
河西は明日香の首に剣を振り下ろそうとした。
「痛っ!」
河西はあまりの激痛に手から剣を落とした。
よくみると自分の右腕に短剣が刺さっていた
河西は明日香のいた方に目を向けると
そこには明日香の姿はなかった
「明日香…ともを…だましたな!」
周りを見渡すが明日香の姿は確認できなかった
河西は腕に刺さった剣を抜くと
剣を手にとり構えた
「明日香!隠れてないで出てこい!」
河西は怒りの形相で周りを見渡す。
「そこだ!」
河西は明日香の声に反応して振り向いた
すると突然胸に痛みが走った
「えっ…?」
河西が自分の胸を見ると明日香の魔法剣が右胸を貫いていた
胸の血が剣を伝ってポタポタと流れ落ちていた。
「うそ…」
河西はそれを見て唖然としていた
明日香はゆっくりと剣を胸から引き抜いた
河西の魔獣装甲が解除されると
同時に胸から大量の血がながれだした
河西は両膝をついて胸を抑えた
しかし、抑えたてもすぐに血で真っ赤に染まる。
「どうして、とも…まだ死にたくない…」
「とも~みちゃん」
明日香は河西を見下ろしていた
河西は明日香を見つめるとにっこりと
笑顔で微笑みかけた
「ともの負けだよね…ともは負けたんだよね」
河西は前のめりに倒れると動かなくなった。
明日香は剣をはらうとゆっくりと鞘に納めた
明日香は城に向かうためにコリンを呼び寄せようとした
ドスっと言う音ともに明日香は立ったまま動かなくなった
「明日香…まだともは…死んで…ないよ」
河西は最後の力を振り絞り明日香の背後を剣で刺した。
「本当に…甘いな~…明日…香は」
河西は剣を抜こうとしたが固くて動かなかった。
「あれ?…おかしい…なぁ…」
河西は剣を抜こうと明日香に触ろうとした
すると明日香の姿が消えて一本の木が現れた河西はそれを見て目をうたがった
河西の剣は明日香でなく木を刺していた
「邪木幻心」
明日香の声に反応して河西はゆっくり振り向いた
それと同時に何かが横切った
河西の右手が切られて血が激しく吹き出した
「いゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
河西の右手首は剣をつかんだまま離れていた
河西は胸を抑えた手で右腕を抑えたすると胸からまた血が流れはじめる
「明日香…お願い…助けて」
河西は慈悲をこうように明日香を見つめる
「そんな河西に明日香は剣を振り落ろした」
ドサッと音と共に河西は倒れこんだままピクリと動かなかった。
「悲しき守護者よ安らかに眠って」
明日香は剣をしまうと顔にかかった返り血を手で拭うと
コリンを呼び寄せてまたがると
呪文を唱えた
するとコリンに鋼の装甲が装着されると魔獣馬に変化した。
明日香は手綱を引くと
その場を後にして走り出した。
「ゆきりん…もっさん…今行くから!」