ゴーフォワード!櫻木学院高校ラグビー部の熱闘
花形みつる先生のスポ魂小説だ。
あとがきに「普段は児童書やヤングアダルトと呼ばれるジャンルを書いている」とありますが、面白ければジャンルなど関係ないと思っている私は好きな作家の物なら児童書作品も読んでいます。
此処で花形みつるのファンと公言しないのは、此方の小説を数年前に購入して何かの拍子に片付けていた様で、正月の地震で整理していて発掘したというファンにあるまじき為体さでありました。
タイトルでも解る通り高校ラグビーの話です。
但し、ラグビー部を立ち上げた理由やらチームが出来上がって行く様は現代風です。
「先生様よ!」とか言う不良や、病気を患った〇ソップなんていう学生は出てきません。
先生も熱いけれど、熱くてウザったいだけで「俺はコレからお前らを殴る!」とか言う訳の分からない事は言いません。
私の頃はコミュニケーションの一部でしたが、今の教育は殴ったら負けです。
後半矢継ぎ早で物語が進みましたが、チームの今後が知りたくなります。
コレを読むと高校ラグビーについて、特に高校ラグビーからは切って離せない菅平が何なのか判る様になります。
あんなキャベツ畑だけの所…え、吉田拓郎???
私はスポーツ観戦が好きなのでラグビーも好きですが、最近になってラグビーをしていた同級生などと連絡を取る様になりプチラグビー熱が上がっている途中でしたので非常に楽しく読めました。
少しでもラグビーに興味のある人は読んでみると面白いと思いますよ。