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英語のProfanity(Swear words)


Profanityって聞いたことはありますか?

これは所謂Swear wordsなんですが
F●ck、 S●it、 P●ss、C●nt、 M●therf●ckerとかですね。

一般的にアメリカの家庭では
こういう言葉を使わないように教育がされるように
やはりこういう言葉を使うことを嫌がる人が多いです。


言語学的にお話をすると、言語というのは
本来「特別な意味」を持っているわけではなく「単なる記号」ですから
その言語の話者がそれぞれの言葉に意味を乗っけているだけなのです。

ですからF●ckという言葉に
ネガティブな想いを乗せているのは私達話者なわけであり、
この言葉自体がどうこう言われるべきではないんですけどね。


ただ、こういう言葉を使っていても
一切嫌な気持ちにさせられない話者もいるので
そういう時なんかは「やっぱり言語って面白いなぁ」と感じます。

この映画の主人公の一人、Jennyもその一人。

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Profanityを使いまくっているのですが
ウィットに富んだ言い回しもしているので
Profanityの使用を聞いていても嫌な気分になりません。



実は言語学の世界では、このProfanityに関するリサーチが盛んです。

一見「単なる冒涜の言葉」と捉えがちなのですが、
実はProfanityというのは社会的、心理的に大事な役割をもっていて
更には神経学とも関係があるかもしれないと言われています。

実際、アルツハイマーを患った方の
認知を助ける役割をしているかもしれない!としても研究が進められています。


Profanityは、
相手を侮辱するために使われることもありますし
場の緊張を和らげるために使われることもあります。

怒りを治める方法として使われることもありますし
高ぶった感情を放出するためだけに使われることもあります。


使われ方も、
他の単語と組み合わせて「熟語」として使われることもありますし
比喩的表現として使われることもあります。

言外の意味を指す場合もありますし、頭韻法として使われることもあります。
言ってしまえばProfanityというのは「芸術」らしさを持っているんです。


実際、アフリカのある部族は
伝統的な式典にProfanityを故意に使う習慣があります。

その式典では女性を卑下するためにProfanityが使用されます。

「男女平等」を理想とする社会に身を置く私達としては
驚いてしまう習慣ですが、
それが彼らの伝統ですから「良い悪い」もありません。

単に「違う」だけ。 面白いですね。(*^^*)


そう考えると、Jennyの使うProfanityは
「誰かを傷つけるために使われていない」のが明らかです。

私が「Jennyのウィットに富んだ言い返しが好き」と感じたのは
まさにそのためでして、

私は彼女のProfanityは
ほとんどの場合が恋人(そして後に夫となる)Oliverへの
(ひねくれた)愛情表現として使われているように感じました。

もともとの彼女の性格もあるとは思いますが
貧しいながらも高学歴だという彼女の背景にも
そのProfanity使用の理由があるのかもしれません。

Profanityを使うことで自分を守っているのかもしれません。


実際、言語学の研究では「自分の高学歴を誇りに思う人のほうが
Profanityを使う」という結果があります。

(決して「高学歴の人=Profanityを多く使う」ではないので
ご注意くださいね。 ちなみに、女性よりも男性のほうが
Profanityの使用率が高いという研究結果も出ています。) 


こういった感覚があると
彼女のProfanity使用をネガティブに捉えることなく
作品自体を楽しんで頂けるかと思います。

Profanity使用は必ずしも悪いことではないのです。



ちなみに、一時期言語学仲間の間で流行った動画です。



「F●ck」についてですが「F●ck」に限ったことでなく
他のProfanityにも通じる内容です。

(日本のアニメが使われています。さすが世界に誇る日本のアニメですね!)

良かったらご覧ください。




今日も読んでくださってありがとうございます。


ミツイ 直子