災害によって問われる事務所側の備え
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
昨日は、サーバや
顧問先の企業データを保存している機器類を
すべて持ち出して避難したM先生のことを書きました。
会計事務所が仕事を行う上で、
顧問先の財務データは、
「最も大切な財産」です。
そこで、
全国の事務所のなかには、
サーバ機器類を、
耐火性の優れた大型金庫室内に配置したり、
バックアップをとり終わったディスクを、
毎日ご自宅に持ち帰ったりするところも
あるほどです。
しかし、このたびのような
大きな地震や津波による事務所倒壊や
万が一の火災が起きた場合には、
果たしてM先生のような行動がとれるでしょうか。
いまや、SaaSやクラウドといった
IT技術は飛躍的に発達しています。
重要機密情報を安全に保管し、
24時間フル稼働している
データセンターは世界中に山ほどあるのです。
必ずしも、
事務所内にサーバを置き、
データを保管しておくことが
「一番安全である」と言い切れないのです。
「最も大切な財産」である、
顧問先の財務データを
どう守り、どう活用していくか、
M先生の一連の出来事を通じて、
大きな問題提起をされているように
私は思えました。
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